過去ログ - キョン「ペルソナ!」 アイギス「FESであります!」
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94:名無しNIPPER[saga]
2014/12/31(水) 21:47:11.90 ID:gIGEqEoto

『もしかしたら、どこかに隠れているのかもしれません。下手に動かれちゃうと、また別の階層に行っちゃう可能性もあるから、一箇所にいてくれたほうが、探しやすいんですけど……
 ユノの力で、皆さんがいるフロア内にいるかどうかまでなら、探知できますから、とりあえず、しばらく進んでみてください。あ、それと……長門さんからの連絡が入った場合は、追って伝えますので』

零時計を見ると、現時刻は四十分。あと二十分で、また一日を飛び越しちまうわけだ。
長門。できれば、今度はもう少し、細かい居場所を教えてくれると嬉しいんだが。

「キョンさん、階段見つけました。進みますか?」

と、山岸さんから受け取った通信機に、分散行動を取っていた天田からメッセージが届く。
次は、二十五階か。
実は、俺が一番心配なのは、妹を見つけるまでに、俺がへばっちまわないかって事なんだよな。



………

『あ……えっと、零時です。長門さんからの、新しいメモが届きました』

しばし、戦闘に没頭していた俺たちの頭の中に、山岸さんの、囁くような声が響き渡る。

『えっと、本棟組、部室棟組、ともに連絡です。キョン君の妹さんの現在地は、本棟地上三十四階だそうです。ただ、そのあたりの空間が不安定なので、急がないとまた移動してしまうかも……』

現在、俺たちは二十九階。飛ばせばなんとか間に合いそうだな。
それと同時に、俺は、まだ妹が無事でいてくれている事に安堵する。

『それから部室棟組、現在三十五階ですが、ゆかりちゃんとアイギスは、本棟に移動しているそうです。多分、空間の歪に巻き込まれてしまったんだと思います。
 二人は本棟の地上二十三階に居ます……一箇所に留まっているみたいです。……あっ、ゆかりちゃんたちと通信出来るかもしれません。すみません、一度通信を切ります!』

それきり、山岸さんの声は、聞こえなくなった。伊織たちは、随分好調に進んでたようだな。まあ、俺たちは、もたついてたおかげで、妹のいる階層をすっ飛ばしてしまわずに済んだわけだから、結果オーライというところか。


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