過去ログ - キョン「ソフィ、明日の予定を教えてくれ」ソフィ「え?」
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24:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 19:46:50.33 ID:unI/WHlB0
急遽入った依頼であるが故に、さてどうしたものかとキョンは頭を悩ませていた。
このままでは寝床に入ってからもどうすべきかと夜中まで輾転反側しなければならないかもしれない。

キョン「つーか、何なんだよこの服……」

以下略



25:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 19:54:50.12 ID:unI/WHlB0
キョン「動きづれえ……」

当然ながら窮屈なのも嫌だが、だからといってこれだけ空間があって嬉しい訳が無く。
キョンは感情のままに四肢を動かす。
その度に上下する袖や裾が更に苛立ちを誘う。
以下略



26:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 20:03:22.82 ID:unI/WHlB0
ソフィ「ただいま、皆」


愛らしい笑顔を浮かべ、ソフィが帰って来た。
その手には納品すべき品が入っていると思われる袋が握られている。
以下略



27:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 20:09:35.92 ID:unI/WHlB0
キョン「ソフィ、明日の予定を教えてくれ」

小柄ではあるが、これだけ大きな服を身につけても馬車を追えるだけの体力と脚力を兼ね備えた人物。
もう残っているのは彼女だけだ。

以下略



28:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 20:23:13.99 ID:unI/WHlB0
午前中に御者と身辺警護の人間はギルドへとやって来た。
全員が男であり、サイズの大きな服を着ても全く問題が無い程に体格の良い者ばかり。
もしかしたら本日此処に居ない者達は彼らを見、大きな服を着ているのだろうか。
早く彼らのような体格になれるようにと。
何度考えても、やはり納得は出来ないが。
以下略



29:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 20:32:35.25 ID:unI/WHlB0
「はい、よろしくお願い致します」

流石本家というべきか、挨拶一つも堂々としている。
二人がただの少年と少女であったならばその体格差に息を呑んでいたかもしれない。
枯れ枝と樹齢何百年の幹が如き差だ。
以下略



30:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 20:42:23.34 ID:unI/WHlB0
「では、早速行きましょう」

キョン「は、はい」

背を押されて移動を促され、二人はギルドから出発する。
以下略



31:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 20:49:28.06 ID:unI/WHlB0
ハルヒ「……それで、どうだった?」

彼らの認識では既に出掛けている筈のハルヒが顔を出す。
完全に気配を消していた彼女の出現にも古泉は驚かず、懐より数枚の書類を取り出した。
用紙にビッシリと書かれた文字は特殊な暗号文章が用いられ、特定の読み方をしない限り正しい情報を得る事は出来ない。
以下略



32:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 21:04:33.17 ID:unI/WHlB0
追随する気配を感じたのは、森に入ってから。
馬車の中でその事に気付いているのはキョンのみ。
最初こそソフィかとも思ったのだが、どうも違う。
彼女からこんな殺気を感じる筈が無い。

以下略



33:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 21:15:39.45 ID:unI/WHlB0
用件自体はアッサリと片付ける事が出来た。
既に目的地の管理人へは代理の一件は伝わっており、特別苦労する事も無い。
これで良いのか?と疑問を抱いてしまう程、呆気なく受け渡しは終わった。
現在キョンの膝に乗せられているのが、件の品。
なのだが……
以下略



34:名無しNIPPER[saga]
2015/01/01(木) 21:28:10.40 ID:unI/WHlB0
延々と緊張を保つ事は不慣れな人間にはどうにも出来ない。
自然と御者の緊張感は薄れ出し、馬車の速度は瞬く間に落ちていたようで。
その上目的の半分を無事に達成出来た事で、視野狭窄に陥っていた可能性も無かったとは言えない。

馬の嘶き、突然の重力変化。
以下略



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