26:名無しNIPPER
2015/01/02(金) 14:59:34.05 ID:lFXGP3BeO
雨は次第に強くなってきて、入り組んだ道の中にもパラパラと音が鳴り始めた
そしてザーッと降り出してきて、
道は少しずつ水が溜まった
27:名無しNIPPER
2015/01/02(金) 15:07:13.03 ID:lFXGP3BeO
赤髪の少女はまた、困った
「歩こっ!」
長髪の少女は首を振る
28:名無しNIPPER
2015/01/02(金) 15:12:55.52 ID:lFXGP3BeO
周りを見渡しても同じ景色ばかり
何処を歩いても辿り着くのは入り組んだ先の長い道
大雨で視界も悪くなりとても帰れると言える様子では無かった
29:名無しNIPPER
2015/01/02(金) 15:17:49.12 ID:lFXGP3BeO
「…あっ!」
赤髪の少女は長髪の少女の手を引いた
長髪の少女は引かれまいと逆らって手を引き返す
30:名無しNIPPER[sage]
2015/01/02(金) 15:25:43.18 ID:ZRWmqNtDO
無視しないで答えてよ
31:名無しNIPPER
2015/01/02(金) 15:26:03.76 ID:lFXGP3BeO
「どこ…?」
指のさす先を眺める
そして、長髪の少女も赤髪の少女と同じものを見つけた
32:名無しNIPPER
2015/01/02(金) 15:37:46.46 ID:lFXGP3BeO
猫は少し歩くとちらっと2人に振り返り、また前を向いて歩いていく
その姿に、2人は心を動かされた
「いこっ」
33:名無しNIPPER
2015/01/02(金) 15:46:18.14 ID:lFXGP3BeO
猫は、3本に別れた道の前で振り返ると、
左側の道を歩いていく
そして暫く歩くと今度は登り道を歩く
34:名無しNIPPER
2015/01/02(金) 15:56:49.80 ID:lFXGP3BeO
歩きながら赤髪の少女はふと思った
(あの猫…もしかして公園に…)
その時、猫がひゅんっと駆け出した
35:名無しNIPPER
2015/01/02(金) 16:06:56.47 ID:lFXGP3BeO
すると、長髪の少女があっと口を開けた
「どうしたの?」
「これ」
36:名無しNIPPER
2015/01/02(金) 16:12:45.02 ID:lFXGP3BeO
掻き分けて進むとすぐに茂みを抜けた
抜けた先は見覚えのある道が続いていた
2人が出たところは、公園のすぐ近くにある道の一端
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