49:名無しNIPPER
2015/01/03(土) 21:40:12.98 ID:2AtQ+1j/O
 「おっはようございまーす!!!」  
  
 ドアが勢いよく開いて、元気な声が響き渡った  
  
 前髪をぱっつんと切り揃え、  
50:名無しNIPPER
2015/01/04(日) 09:51:16.38 ID:vCtl+EIHO
 「おはようございます、プロデューサーさん!」 
  
 「おはよう、今日も元気だな」 
  
 椅子に座ってパソコンを眺めていた男性が挨拶を返す 
51:名無しNIPPER
2015/01/04(日) 23:21:09.26 ID:vCtl+EIHO
 春香は肩に背負っていたバックから、 
 小包のような物を取り出す 
  
 「はいっプロデューサーさん、今日も一日よろしくお願いしますね!」 
  
52:名無しNIPPER
2015/01/04(日) 23:49:16.90 ID:vCtl+EIHO
 亜美はクッキーを口に入れると、 
 にやにやしながら小包を手に取った 
  
 「うーむ…これはおいしいですなぁ、真美隊員」 
  
53:名無しNIPPER
2015/01/05(月) 10:42:20.13 ID:PMOFsYBNO
 「すみませんプロデューサーさん、少しでも仕事の負担を減らせればと思って作ってきたんですけど…」 
  
 「あぁ…いや、気にしなくていいぞ」 
  
 亜美と真美は壁によって2人仲良くクッキーを食べている 
54:名無しNIPPER
2015/01/05(月) 11:07:19.42 ID:PMOFsYBNO
 「あっはは…ごめん伊織、クッキー取られちゃって」 
  
 春香は申し訳なさそうに笑う 
  
 小娘の名前は水瀬伊織 
55:名無しNIPPER
2015/01/05(月) 12:37:06.90 ID:PMOFsYBNO
 えー、と亜美はクッキーを手にすると 
 それを見せびらかしながらにやにやと笑った 
  
 「いおりんも食べなよ〜ほら、こっちにおいで」 
  
56:名無しNIPPER
2015/01/05(月) 12:53:51.52 ID:PMOFsYBNO
 「はい、この通りまだ歩くことができません。そのおいしそうなクッキーを私の所へ…」 
  
 「あっはは…やりすぎだよ伊織」 
  
 控えめに笑う春香とは対象に、亜美と真美はケラケラと笑う 
57:名無しNIPPER
2015/01/05(月) 13:35:13.23 ID:PMOFsYBNO
 亜美はしまった…と顔をしかめた 
  
 あーあ、と真美が背伸びをする 
  
 伊織は立ち上がると春香に言った 
58:名無しNIPPER
2015/01/05(月) 17:11:37.77 ID:PMOFsYBNO
 「ねぇねぇ…そのクッキー、どうしてもくれないのぉ?」 
  
 亜美も真美を見てニヤッとした笑みを浮かべる 
  
 「そうだよはるるん…亜美にちょうだいよぉ」 
59:名無しNIPPER
2015/01/05(月) 17:26:16.36 ID:PMOFsYBNO
  
 春香は途中で話すのを止めた 
  
 「…どうしたの、亜美?」 
  
60:名無しNIPPER
2015/01/05(月) 23:17:34.58 ID:PMOFsYBNO
 「呪われた街の話を知ってる?」 
  
 「の、呪われた街?」 
  
 春香はぶるっと身震いした 
61:名無しNIPPER
2015/01/05(月) 23:34:35.98 ID:PMOFsYBNO
 「その人は必死に森から出ようとするんだよ、でも最後には深い川に落ちて溺れてしまうんだって」 
  
 「うわぁ…」 
  
 「いいかいはるるん、その街にはキラキラ光る壺が沢山あるんだよ、その壺を割ったりしたらいけないよ」 
62:名無しNIPPER
2015/01/06(火) 09:04:28.91 ID:5kpefkghO
 「壺がなにかしら。よく聞こえなかったけど、その顔からしてどうせ妙な話でも聞かされてたんでしょ」 
  
 「え?」 
  
 春香が素っ頓狂な顔をすると、 
63:名無しNIPPER
2015/01/06(火) 11:43:45.60 ID:5kpefkghO
 伊織が面倒くさそうな顔で首を振った 
  
 「はーあ、あんたもマヌケね〜。見てる私が疲れてきちゃうわ」 
  
 未だに唖然とした顔をしている春香に 
64:名無しNIPPER
2015/01/06(火) 12:00:47.73 ID:5kpefkghO
 「あーーーー!!!」 
  
 春香はキッと亜美を睨んだ 
 亜美はクックック…と笑いを堪えながら 
  
65:名無しNIPPER
2015/01/06(火) 12:14:20.92 ID:5kpefkghO
 真美が、あっ…と何か思いついたように言った 
  
 「はるるんを騙したご褒美に、クッキーひとつちょうだぃ?」 
  
 亜美も、あっ…と閃いたように、 
66:名無しNIPPER[sage]
2015/01/06(火) 12:43:55.47 ID:8/cUWlqFo
 春香は赤髪じゃないんだが 
67:名無しNIPPER
2015/01/06(火) 12:48:43.77 ID:5kpefkghO
 クッキーもあげ終えたので、 
 春香は小包を持って再びプロデューサーの元に届けに行った 
  
 少し中身は無くなったものの、 
 クッキーの入った小包を両手に添えて、春香はプロデューサーに手渡した 
68:名無しNIPPER[sage]
2015/01/06(火) 13:17:10.07 ID:5kpefkghO
 重大なミスを犯したので建て直します 
 指摘ありがとうございます 
69:名無しNIPPER
2015/01/07(水) 01:29:23.54 ID:uWkNgEi5O
 >>1 
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