59: ◆lnjTinpKqI[saga]
2015/01/03(土) 16:40:58.83 ID:wDMILuBi0
 しゅぎーん。 
  
  
 軽快な効果音と共に振り出された曲刀が紅色を纏い弧を描き、何もない空間を一閃する。 
  
60: ◆lnjTinpKqI[saga]
2015/01/03(土) 16:41:24.87 ID:wDMILuBi0
  
 理科「ソードスキルを出すにあたってのコツですが」 
  
  
 単刀直入に理科が言う。あるなら先に言ってくれよ。 
61: ◆lnjTinpKqI[saga]
2015/01/03(土) 16:41:52.02 ID:wDMILuBi0
 小鷹「今のが・・・」 
  
  
 理科「やればできるじゃないですか、小鷹先輩♪」 
  
62: ◆lnjTinpKqI[saga]
2015/01/03(土) 16:42:30.60 ID:wDMILuBi0
 言われるがままにウインドウを出現させ、スキルのページを開く。≪片手剣≫スキルアイコンをタッチすると、スキルの名前と共にアイコンが表示される。 
  
 その中で、先ほど俺が使用した片手剣基本技≪スラント≫のアイコンのみ右半分が暗くなっている。 
  
 じっと眺めていると、反時計回りにアイコンは徐々に光を取り戻しつつある。 
63: ◆lnjTinpKqI[saga]
2015/01/03(土) 16:42:56.50 ID:wDMILuBi0
 今回の投下はここまでです 
64: ◆lnjTinpKqI[saga]
2015/01/03(土) 20:51:31.13 ID:wDMILuBi0
 ソードスキルについて補足があります。 
  
 原作にあまりにもストックが少なく、話を進めるうえで引っ掛かりを感じたため、こちらである程度捏造することにしました。 
  
 嫌悪感を感じてしまう方には申し訳ありませんがご了承の程よろしくお願いします。 
65: ◆lnjTinpKqI[saga]
2015/01/03(土) 20:52:09.46 ID:wDMILuBi0
 慣れればソードスキルの発動も難しくないな。 
  
 1時間ほどの素振りを経て、そう思えるくらいに俺は自由にソードスキルを発動できるようになっていた。 
  
 大事なのは振り出し位置と角度だ。それさえ慎重に合わせてやれば、あとは勝手にシステムが剣を振るってくれる。 
66: ◆lnjTinpKqI[saga]
2015/01/03(土) 20:52:41.89 ID:wDMILuBi0
 短剣の基本スキルは2つあるらしい。短剣を体の前に掲げ突進する突進技≪アーマー・ピアス≫。そして、剣を垂直に振り下ろした後に、間髪入れず水平切りを叩き込む斬撃技≪ダブル・エッジ≫。 
  
 前者には高確率で相手のDEFを下げる効果が付与され、後者はその名の通り二連斬である。 
  
 スキルの数こそ3つあるとはいえ、縦、横、斜めの単発斬りしかない片手剣と比べればむしろ優遇されている部類だと思うんだけどな・・・ 
67: ◆lnjTinpKqI[saga]
2015/01/03(土) 20:53:42.50 ID:wDMILuBi0
 そう思った矢先、のんびりとこちらに向かって歩いてくる星奈の姿が視界に入る。 
  
 向こうもこちらに気付いたらしく、全速力でこちらに駆けてくる。 
  
 しかし汗一つかいてないな。こちらの世界では汗と言う概念は無いのだろうか。 
68: ◆lnjTinpKqI[saga]
2015/01/03(土) 20:55:03.45 ID:wDMILuBi0
 そういえば、と理科が星奈に尋ねる 
  
  
 理科「何十匹とあのイノシシ≪フレンジーボアー≫を倒したのなら、レベルが上がっていてもおかしくないと思うんですが」 
  
69: ◆lnjTinpKqI[saga]
2015/01/03(土) 20:55:31.07 ID:wDMILuBi0
 理科「それはレベルアップに伴い能力値が上昇したためですね。ちなみに星奈先輩はボーナスポイントはもう振り分けました?」 
  
  
 星奈「また新しい単語ね・・・知らないわ、それが何かも」 
  
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