94: ◆lnjTinpKqI[saga]
2015/01/08(木) 01:28:21.11 ID:5FP3gAZw0
しばらく夜空は沈黙を貫いていたが、夜空を見据えたまま視線を逸らさない星奈に観念したのか、重い口を開く。
夜空「・・・小さいころに少々トラウマを患っていてな。刃物に対し苦手意識があるのだ」
95: ◆lnjTinpKqI[saga]
2015/01/08(木) 01:29:00.32 ID:5FP3gAZw0
今回の投下はここまでです
96:名無しNIPPER[sage]
2015/01/08(木) 02:01:29.94 ID:GWr3ZHOMO
おつ
97: ◆lnjTinpKqI[saga]
2015/01/08(木) 20:13:55.89 ID:5FP3gAZw0
投下開始します
98: ◆lnjTinpKqI[saga]
2015/01/08(木) 20:14:45.28 ID:5FP3gAZw0
確かに、このゲームに短剣を使用するmobが出ないことはまずないと見ていいだろう。
それに、理科の話によれば、今後βテストと称し少なくない数のプレイヤーがこのフィールドに来るそうだ。
10種類も満たない武器カテゴリーの中から、誰も短剣を選ばない可能性を信じるなど楽観もいいところだ。
99: ◆lnjTinpKqI[saga]
2015/01/08(木) 20:15:49.20 ID:5FP3gAZw0
星奈「ちょっと付き合いなさい、夜空」
重い沈黙を唐突に破った星奈は、夜空の腕を掴み、広大な草原を歩き出す。
100: ◆lnjTinpKqI[saga]
2015/01/08(木) 20:16:24.73 ID:5FP3gAZw0
夜空がふと立ち止まる。その腕を引っ張っていた星奈は、急な抵抗を受けてつんのめる。
振り向き様に文句を言おうとする星奈に対し、夜空がぽつりと問いかける。
101: ◆lnjTinpKqI[saga]
2015/01/08(木) 20:17:02.56 ID:5FP3gAZw0
あっけらかんと言い放った星奈の姿は。
彼女のありようをまざまざと示すようで。
嘘偽りない本心であると確信できるその言葉は。
102: ◆lnjTinpKqI[saga]
2015/01/08(木) 20:17:59.73 ID:5FP3gAZw0
夜空の方を見やると、彼女は下を向いており、その表情は読み取れない。
しかし、数秒の後、星奈の手を振り解くとこう言った。
103: ◆lnjTinpKqI[saga]
2015/01/08(木) 20:19:33.73 ID:5FP3gAZw0
8割もあった星奈のHPがこの一撃で半分消し飛び、バーが4割近くまで減少する。
星奈は最初は何が起きたのか分からなかったようだが、夜空が自分に剣を突き立てているのを見るや、すぐに状況を把握したようだ。
104: ◆lnjTinpKqI[saga]
2015/01/08(木) 20:22:11.76 ID:5FP3gAZw0
星奈「人の好意を仇で返すようなゴミカスには、お仕置きが必要よね」
夜空「好意だと?貴様は自分の自己満足の為に、私をダシにしようとしただけだろう」
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