21:名無しNIPPER
2015/01/04(日) 23:50:07.63 ID:BKFeZtv40
花陽「…あの……えっ、と、お二人は、―――ええと、星空凛と西木野真姫………って、名前に………心当たりは」
?「にゃ?リンはリン、ホシゾラリンだよ!」
?「ああ、オレはニシキノマキだけど――……それが…?」
知ってるものとはちょびっとずれたイントネーションに、血の気の引く思いです。くらくらり―――ああ、ああ。花陽は一体どうしてあんなことを呟いちゃったのでしょう。
いやでもだって、いくら幼馴染みで大好きな凛ちゃんのためとはいえ、まさかこんなところに連れてかれてしまうなんて思うわけ、ないじゃないですか。しかも、花陽が男の子になっているわけでもないし。
本当に、中途半端で、適当な――なんと不誠実な鏡さんでしょうか。帰ったらこんな鏡、割ってやる!……まあ、花陽にそんな思いきったことはできないでしょう。無駄に安心できちゃう。ではなく。
とりあえず。帰るために―――出来ることをしなくちゃ。四つの目線に負けないよう、人見知りで固まった口元を、こじ開けるようにして。お腹にぐっと力を込めて。アイドル活動は伊達じゃないって、ちゃんと、花陽自身に――教えなきゃ。
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