29:名無しNIPPER
2015/01/05(月) 17:19:44.38 ID:0wpfjsKk0
言いたいことを言い尽くすかのように吐き出して。後ろで小さく束ねた髪をぴょこんと跳ねさせながら、リン君はさっさと行ってしまいました。取り残される花陽とマキ君。ぽつーん、なんて擬音がお似合いな感じです。
じっと机を見つめて髪をくるくるするマキ君をちらちら眺めていると、入部したての頃、真姫ちゃんと二人きりになった時、一人脳内で話題探しに奔走したのを思い出して、妙にドキドキしちゃいます。
というか、マキ君の整った顔立ちにも――なんだか、ドキドキ。そっくりなつり目に、無造作ながらに整えられた、くるくるの癖っ毛。……そういえば、リン君もなかなかカッコよかったと思います。でも、マキ君に比べたら、可愛いカッコよさ、といった感じでしょうか。まーるい目の親しみやすい、元気な少年。雑誌の表紙でも、飾ってそうな……そんな感じ。
あ、考えたら、随分と久し振りに同年代の男の子と話したような気もするなあ―――だから、耐性みたいなものが、リセットされちゃったのかも。
先に口を開いたのは、やっぱり、変わらずマキ君の方でした。
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