200: ◆do4ng07cO.[saga]
2015/03/10(火) 23:58:01.79 ID:ctH0niqQ0
物陰から姿を現し、魔女へと駆けだす。
もちろん、魔女はそれに対して攻撃をしかけてくるが、寸でのところで躱しながら距離を詰めていく。
策でもなんでもない、ただの強行突破。
幸いというべきか、いくらか切り付けられるも、致命傷といえるような怪我はひとつもない
しかし、その幸運も長くは続かない。
あと一歩といったところで、地面から生えた影に捕らわれ、上空へと持ち上げられてしまう。
影が、動けない私の元へ集まってくる。このまま押しつぶすつもりだ。
ここまでは想定通り。
私がとったのは、攻撃に集中させることで守りの影を少しでも減らせればという、ほとんど運任せの賭けだった。
賭けには勝てたようで、私に影を集中させているぶん、護りの影は薄くなっている。
無謀でもなんでも、いまの私では魔女を倒すにはこの方法しかなかった。
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