過去ログ - インデックス「お腹が空いたんだよ」ほむら「へ?」
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1:名無しNIPPER[sage]
2015/01/05(月) 15:30:49.13 ID:mS7bPBCOO
人気のない寂れた路地裏。
夏だと言うのに身を切り裂くような冷たい風が吹きあれ、そこに一人佇む少女の黒髪を揺らす。


「安心して、大丈夫よ」


答える声はない。
黒髪の少女の腕の中、また別の少女が虚ろな瞳を虚空に投げかけていた。

首は僅かに傾げられ、黒髪の少女の胸に当てられている。その上から腕に支えられるように優しく抱き締められていた。
繰り返し、語りかけるように同じ言葉を呟き続ける黒髪少女の胸の中、彼女はぴくりとも動きもせずその身を任せていた。

瞳に意思の色はない。簡単に折れてしまいそうなほど細い手足をまるで壊れた人形のように放り出している。


「大丈夫……大丈夫だから」


そして黒髪の少女もまた、壊れたラジオのように何度も同じ言葉を繰り返していた。



「大丈夫」


少女は何度も何度も性懲りも無く……繰り返す。

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2:名無しNIPPER[saga]
2015/01/05(月) 15:32:27.75 ID:mS7bPBCOO
これはとある少女が闇に堕ち壊れていく物語


よって幻想殺しの少年は登場しない


3:名無しNIPPER[saga]
2015/01/05(月) 15:33:03.43 ID:mS7bPBCOO
魔法少女。


学園都市でまことしやかに面白おかしく囁かれている都市伝説の一つ。

以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2015/01/05(月) 15:34:56.87 ID:mS7bPBCOO
7月19日 午後11時 学園都市 第七学区


少女「はぁっ……はぁ!」タタタタッ

以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2015/01/05(月) 15:36:07.61 ID:mS7bPBCOO
少女(うぅっ……このっ!)


チクショウ! と絶叫したい衝動を歯ぎしりしながらもどうにか押さえ込み、少女は真夜中の学園都市をひたすら駆け抜ける

以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2015/01/05(月) 15:37:51.17 ID:mS7bPBCOO
ことの発端は一ヶ月程前。
6月20日。

一人暮らしにも学校生活にもすっかり慣れたほむらはたまには遠くに出向いてみよう、と自身が住んでいる第七学区から第六学区の学園都市有数の大規模デパートへ足を運んだ。

以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2015/01/05(月) 15:38:43.04 ID:mS7bPBCOO
ほむら(今日は巴さんの家で美味しいお茶を飲んで、まどかとたくさんお話して、一杯笑って……)


ほむら(コイツにさえ会わなければ最高に幸せな一日だったのにっ!)

以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2015/01/05(月) 15:39:36.64 ID:mS7bPBCOO
ヒュンッ!


ほむら「!!」

以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2015/01/05(月) 15:40:58.75 ID:mS7bPBCOO

さやか「ったく、一応女の子なんだから夜道は気を付けなよー?偶然私が近くに居たからいいものを」


ほむら「あ、あの助けてくれてありがとうございます」
以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2015/01/05(月) 15:42:47.09 ID:mS7bPBCOO


さやか「それはともかくさぁ」


以下略



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