80: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2015/02/07(土) 00:25:12.19 ID:EyJ2ILMk0
妾は頑として乞食と目を合わさぬようにしながら、足早に進みました。
元来た道を戻りまして、せめて先の繁華街まで戻れれば、と……思ったのですが。
サッパリ道を覚えていない妾には、ドダイ無理な話であったようでして。
クタクタになった足を投げ出し、荒い息を整えながら、額を流るる汗を拭いました時には、トックにお天道様は見えなくなりまして、青白い三日月がぎらぎらと光を放っておりました。
133Res/53.47 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。