過去ログ - キョン「ペルソナァッ!」 クマ「ザ・ゴールデンクマ!」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/01/08(木) 18:30:03.46 ID:YFKlq4sxo
「白鐘直斗は私が背負う。あなたは先に逃げて」
長門に促され、校庭を目指し、みくるが駆け出した、その時―――。どん。と、音を立てて、みくるの顔面が、何かにぶつかった。
「ふにゃっ」
「おっと」
思わず、後方に吹き飛び、尻餅をつくみくる。同時に、頭上から、聞き慣れない声がした。誰かしらの男性の声であるようだったが、誰のものであるかは判断できない。夜の闇の中で、その姿を見上げる……北高のブレザーを身に纏った少年が、そこに立っていた。
「ごめん、大丈夫か?」
「だ、大丈夫……はっ! に、逃げてください! 悪魔が、死神がっ!」
気が動転してゆくのが、自分自身でも分かった。目の前に現れたのは、一体誰なのだろう。校庭にいる八人ではない。服装からして、北高に籍を置く人物なのだろうか。一般の生徒だとしたら、かなりまずい事になる。明日から、北高の七不思議がひとつ増えてしまう事に成りかねない。
「落ち着け」
少年は、奇妙なほど落ち着いた声で、みくるに手を差し伸べながら、そう言った。その手を、思わず取るみくる。ぐい、と、体が優しく引っ張られ、みくるは再び大地に足を着く。
「あっ、ありがとうございます……で、でも、早く逃げてください!」
「ふむ」
少年の視線が、みくるを見た後、中庭に広がる光景へと向けられる。慌てるみくる。無表情の長門。その背中で、眠る白鐘。そして、背後に―――死神。
「……―――大体、わかった!」
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