過去ログ - キョン「ペルソナァッ!」 クマ「ザ・ゴールデンクマ!」
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152:名無しNIPPER[saga]
2015/01/08(木) 20:06:07.40 ID:YFKlq4sxo
そうかいそうかい。
だとしたら……俺のことを聡明な人間だと思っている、お前も、そう思われている俺も。
どっちも、とんでもない大馬鹿者ってことになるな。

「悪いが……俺の役職は、とっくの昔に決まってる。そして転職する気もない……俺はな―――」

たっぷりと、見せつけるようにほくそ笑みながら、俺はその一言を放つ。




「『SOS団』の団員……その一なんだよ」




……俺の言葉を最後に、その場に沈黙が訪れた。闇から闇へと、音もなく、風が吹き抜けてゆく。
魔王は、しばらくの間、一切動く様子を見せなかったが、やがて、全身から、負のオーラをまき散らしながら、口を開いた。

「お前は知っているはずだ……お前の世界の神……涼宮ハルヒが、幼稚な思想を持った、滅ぶべき暴君であることを。お前の世界が、涼宮ハルヒの思想と、能力によって、歪に模られた、不条理な世界であることを」

歪か―――確かにそうかもしれんな。
あいつは、宇宙人だの、未来人だの、超能力者だのと、厄介なものを求めすぎていた。
その結果……あいつを取り巻く環境は、ほんの少しの力が加わっただけで、崩れ落ちるような、危ういものになっちまったんだ

「そして、お前は知っているはずだ……自分が神であることを認識した、涼宮ハルヒが、最後に、そんな無意識な暴君でありつづける道を選択した事実を」

三か月前のことを言っているんだろうか。
俺の脳裏に、三か月前の影時間の中で聞いた、ハルヒの言葉が蘇ってくる。


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