過去ログ - キョン「ペルソナァッ!」 クマ「ザ・ゴールデンクマ!」
1- 20
163:名無しNIPPER[saga]
2015/01/08(木) 20:26:10.98 ID:YFKlq4sxo

「涼宮さんのそばに、あなたがいる。……たったそれだけのことで、世界の均整は保たれるのかもしれません」

と、白鐘。なんだ。お前ら、フィーリングが似てるな。

「ほんの憶測ですよ。僕も、SFは嫌いではないので……一番は推理小説、ですが」

ふ。と笑顔を浮かべ、目を閉じる白鐘。その背中に、白鐘の仲間たちが呼ぶ声がかかる。

そうして、閉鎖空間に迷い込んだペルソナ使いたちは、遥か八十稲羽へと帰っていった。
……最後に白鐘が言い残した言葉が、俺の頭の中に残る。
ルシファーも口走っていた、『再生』という単語。
……俺は果たして、この世界において、本当に、『一般人』なのだろうか?


……ええい、やめだやめだ。俺の脳で考えたところで、答えなど出るわけもない。と、俺は頭を降った。


「あなたは、この世界に必要な存在」

走り去る電車を見届けながら、長門が呟く。

「……この世界は、あなたが裁定したもの。あなたが選択したから、私たちの世界は今、こうして続いている」

長門は、視線を俺に移し、

「……私は、あなたになら、すべてを任せられる。あなたの選んだ道なら、すべて信じることができる」

と、少しばかり、恥ずかしくなるような文句を述べた。
……それは少し、買いかぶり過ぎではないだろうか。俺はいつも、長門や朝倉、古泉たちを頼ってばかりいるってのに。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
172Res/256.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice