過去ログ - キョン「ペルソナァッ!」 クマ「ザ・ゴールデンクマ!」
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162:名無しNIPPER[saga]
2015/01/08(木) 20:24:53.29 ID:YFKlq4sxo

「私は今度、お忍びで遊びに来るから」

そして、久慈川。
以上の三名は、俺たちと同い年。

「クマも一緒に来るぅー! その時は、ナナチャンも連れてくるクマ」

最後に、年齢不詳のマスコットが言葉を放つ。思うに、クマを連れて歩いていたら、それだけでお忍びの意味がなくなるんじゃないだろうか。周囲の注目浴びすぎだろ、お前。

「……僕らは以前、テレビの中の世界で、自分自身の『影』と向き合いました」

別れ際。唐突に、俺に向かって、白鐘が言った。

「そして、それに打ち勝つことで、ペルソナ能力を得た……影とペルソナは、表裏一体のものなんです。あなたが涼宮さんの『影』と向き合った……それは、構造として、僕らが経験してきた現象と同じ。自分自身と向き合う……その行為の暗示だったのではないでしょうか」

暗示? 俺は、空中に疑問符を浮かべながら、その単語を復唱する。

「あの男……ルシファーの言っていたということが、真理ならば。あなたは、もともと、涼宮さんとともに、『神』という、一つの存在だった。それが、『改変』と『再生』に別れ……涼宮さんとあなたという、それぞれの個体となった」

……お前は古泉か。と、突っ込みたくなるような、SF的発想、

「だとすれば」

噂をすれば、影。俺の背後で、白鐘の言葉を聞いていたらしい古泉が、口を挟む。

「離ればなれになった『改変』と『再生』は再び向かい合い……晴れて、完全なる存在となった。この世界は、今後安定してゆく……そう考えられますね」

安定だと?
この、かくも脆く、危うき世界が、か?


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