過去ログ - キョン「ペルソナァッ!」 クマ「ザ・ゴールデンクマ!」
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24:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 18:24:13.17 ID:CL7Y8+DEo

「ハルヒ!」

画面のハルヒは、昨日と同様、助けを求めているらしく、必死でこちらへ向けて、手を伸ばしている……不意に、ポケットに入っていた携帯電話が鳴り出した。ポケットから取り出し、ディスプレイを見る……古泉からの着信だ。

以下略



25:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 18:25:01.92 ID:CL7Y8+DEo



………

以下略



26:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 18:26:41.12 ID:CL7Y8+DEo
音は、先程まで俺が居た部屋の中から聞こえてきた。開けたままのドアをから、室内の様子を伺う。先ほどから変わった点は、一見、無いように見えたが、次の瞬間、再び、破壊音に近い物音とともに、とんでもない光景が、俺の目に飛び込んできた。

ドゴン。

空間全体に響き渡るような音とともに、部屋の天井に、巨大な穴が空いたのだ。そして、天井の残骸とともに、室内に舞い降りてくる、人の背丈ほどの影。
以下略



27:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 18:27:21.34 ID:CL7Y8+DEo
雪だるまは、弾き飛ばされた少女を見て、一息、鼻で笑うように呼吸をした。少女は壁に向かって吹き飛ばされ、叩きつけられる―――ことは、なく。
ズダン。と重い音を立てながら、両足の裏で壁を踏み、体勢を立て直した。そして、その直後……ジャージの上着のポケットから、一枚のカードを取り出し、

「ペルソナぁー!」

以下略



28:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 18:28:00.65 ID:CL7Y8+DEo

「え……キミは、誰?」

雪だるまを追おうとしていたらしい、跳躍のために整えた姿勢を解きながら、少女は俺に訊ねた。
この場合、どう答えるべきか。俺の意識は、昨日、クマに同じ質問を投げかけられた時と比べれば、天と地の差というほどにはっきりしている。
以下略



29:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 18:29:00.80 ID:CL7Y8+DEo

「名前は?」

「あ……あたし? あたしは、里中千枝」

以下略



30:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 18:30:01.28 ID:CL7Y8+DEo

「別棟には、雪子がいるから。やるなら挟み撃ちだね。どっかに花村も潜んでるだろうし」

と、両手の拳を胸の前で合わせながら言う里中。

以下略



31:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 18:30:59.77 ID:CL7Y8+DEo

「久慈川りせになら、わかるのか?」

「うん、それがりせちゃんのペルソナの能力だから」

以下略



32:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 18:31:59.89 ID:CL7Y8+DEo

「もっとよ……『コノハナサクヤ』っ!」

天城の傍らに、赤い光に身を包んだ、女性型のペルソナが姿を現す。現れたペルソナが、両手に携えた扇のような羽を戦慄かせると、天城の両腕から発せられる炎が、より一層強まる。
しかし、雪だるまの下までは、炎は届かない。巨大な雪だるまは、強まった火力に対抗するかのように、両手を高くかざした。同時に、俺たちのいる空間に、冷たい旋風が巻き起こる。
以下略



33:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 18:32:51.01 ID:CL7Y8+DEo

「来い、ダンテ!」

里中と天城に続き、俺は青い光を放ち、赤い肌のペルソナを召喚する。
里中ほど雪だるまに近い位置でなくていい。僅かに前進し、熱を氷の壁にたたき込めればいい。燃える羽ペンを携えたダンテとともに、雪だるまにに接近する……―――しかし。
以下略



34:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 18:36:00.38 ID:CL7Y8+DEo

ゆらり。

空間がぼやけ、次の瞬間。中庭中を覆っていた氷の膜が、溶け出した。氷の壁も、失われている―――その一瞬を、見逃すわけもない。

以下略



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