過去ログ - キョン「ペルソナァッ!」 クマ「ザ・ゴールデンクマ!」
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31:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 18:30:59.77 ID:CL7Y8+DEo

「久慈川りせになら、わかるのか?」

「うん、それがりせちゃんのペルソナの能力だから」

以下略



32:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 18:31:59.89 ID:CL7Y8+DEo

「もっとよ……『コノハナサクヤ』っ!」

天城の傍らに、赤い光に身を包んだ、女性型のペルソナが姿を現す。現れたペルソナが、両手に携えた扇のような羽を戦慄かせると、天城の両腕から発せられる炎が、より一層強まる。
しかし、雪だるまの下までは、炎は届かない。巨大な雪だるまは、強まった火力に対抗するかのように、両手を高くかざした。同時に、俺たちのいる空間に、冷たい旋風が巻き起こる。
以下略



33:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 18:32:51.01 ID:CL7Y8+DEo

「来い、ダンテ!」

里中と天城に続き、俺は青い光を放ち、赤い肌のペルソナを召喚する。
里中ほど雪だるまに近い位置でなくていい。僅かに前進し、熱を氷の壁にたたき込めればいい。燃える羽ペンを携えたダンテとともに、雪だるまにに接近する……―――しかし。
以下略



34:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 18:36:00.38 ID:CL7Y8+DEo

ゆらり。

空間がぼやけ、次の瞬間。中庭中を覆っていた氷の膜が、溶け出した。氷の壁も、失われている―――その一瞬を、見逃すわけもない。

以下略



35:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 18:37:07.65 ID:CL7Y8+DEo



………

以下略



36:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 18:38:01.64 ID:CL7Y8+DEo

「なあ……俺たちってさ、もしかして、ちょっと情報交換とか、そういう事しといたほうがいいんじゃないか?」

との言葉は、花村の口から飛び出した。

以下略



37:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 18:39:00.20 ID:CL7Y8+DEo

「涼宮さんっていう、強力なエネルギーを持った人がいて、その人が、不満やイライラをぶつけるために創り出した世界が、この、今あたしたちがいる世界だっていうこと?」

俺のざっくりとした説明は、概ね俺の意図通りに伝わったらしい。もうすこし正確に現状を説明するには、もう少しハルヒについて踏み込んだ説明をしなくてはいけないからな。俺にはこのくらいで手一杯だ。

以下略



38:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 18:40:00.26 ID:CL7Y8+DEo

「……ハハ、そりゃ寝オチ確定……と、言いたいところだけどな」

花村が、引きつった愛想笑いを浮かべる。

以下略



39:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 18:41:00.18 ID:CL7Y8+DEo

「それにしても……やはり、『ペルソナ』ですか」

「ああ。昨日、この世界に来てすぐ、ペルソナが使えるようになった。俺が出来たんだ、きっとお前や朝倉もそうなるんじゃないか」

以下略



40:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 18:43:30.74 ID:CL7Y8+DEo
だから、それが心臓に悪いんだっつーの。
何しろ俺は、たった二度か三度ほど、お前らの力を借りて、世界を救っただけの、単なる一般人なんだからな。今は、ペルソナなどというものを背負わされているが。

「あなたを信じていますよ、僕は」

以下略



41:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 18:44:25.17 ID:CL7Y8+DEo
……と、気の抜ける音が、俺にも聞こえるほどの音量で、あたりの空間に響き渡った。

「あ、あたしたちさ、もう八時間かそこらぐらい、この世界を彷徨ってたもんで……なんつーか、ちょっと……疲れたっていうか、ネムいっていうか……お、お腹もすいたし、さ? 休憩しようよ! ね、休憩!」

……ぷっ。
以下略



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