過去ログ - キョン「ペルソナァッ!」 クマ「ザ・ゴールデンクマ!」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/01/07(水) 18:45:07.78 ID:CL7Y8+DEo
………
「失礼しま……ひゃっ」
『彼』が、テレビを介して、涼宮ハルヒの作り出した世界へと向かった、翌日の放課後。SOS団の部室を訪れた朝比奈みくるは、長門有希が既にそこにいた事に驚き、小さく声を上げる羽目になった。
「な、長門さん……いらしてたんですか」
「……」
長門は、何も言葉を発さない。いつものように、書物を抱え、その文面に視線を落としているわけでもない。ただ、透き通った瞳で、目の前の空間を見つめたまま、長門は、西日の差し込む窓辺の席に着いていた。てっきり、涼宮ハルヒのもとに居るのだろうと思っていたのだが……
「……」
長門が何も言葉を発さない以上、みくるにも、それ以上の言葉を口にする機会は与えられなかった。そもそも、なぜみくるは、ハルヒのもとへ向かわず、部室を訪れたのか。理由は、今朝がた、みくるを目覚めさせた一本の電話にあった。その着信元は、古泉一樹。電話の内容は、以下のようなものだった。
「これから僕は、彼と同様、テレビを介し、涼宮さんの作り出した空間への介入を試みます。それが成功した場合、おそらく、僕から、朝比奈さんや長門さんへのメッセージの発信は不可能になるでしょう。
その時のために、あらかじめお話をしておきます。以後、連絡が途絶えた場合、僕は閉鎖空間に向かったと考えてください」
そのメッセージは、みくるにとって、あまりにも唐突なものだった。一体、それを伝えられたとして、みくるはどうすればよいのか。
それについて、古泉はこう告げた。
「僕がこれから向かう空間では、『ペルソナ能力』が大きな意味を持っていると考えられます。そして、それは朝比奈さん。あなたにとっても、縁遠い概念ではなかったはずです」
「ペルソナ能力……って、あの、三ヶ月前の事件の……ですか?」
電話口の向こうで、古泉が頷くのが感じられた。
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