過去ログ - キョン「ペルソナァッ!」 クマ「ザ・ゴールデンクマ!」
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50:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 18:53:00.16 ID:CL7Y8+DEo

「……て、テレビの中でもねえのに、ペルソナを……」

同じく、不意を突かれたらしい巽が、椅子からわずかに体を持ち上げながら呟く。

「あなたたちと接触したおかげかしら。私も、改めて、ペルソナ能力を『意識』することができたみたい」

朝倉は、左手で、肩にかかった髪の毛を梳きながら言った。

「これは私のペルソナ。基本的には戦闘タイプだけど、『ナビ』も少しなら出来るわ白鐘くん、閉鎖空間の中にいるあなたの仲間に、ナビ能力を持ったペルソナ使いはいないかしら?」

「ナビ、ですか……? ええ、久慈川さんがいます」

「良かったわ。これから、『実験』するわよ。ナビ能力を持つペルソナ同士なら、閉鎖空間の中と外でも、通信ができるかもしれない。それに、空間内の様子も探れるかも……朝比奈さん、あなたも手伝ってくれる?」

「へ……わ、私ですか?」

唐突に、朝倉は、みくるのほうを向き、そう言った。

「そうよ。忘れたの? あなたもナビタイプのペルソナ使いでしょ。私や山岸さんよりも遠くまで、通信出来ていたじゃない」

みくるの脳裏に、三ヶ月前、影時間の中での出来事が思い浮かぶ。

「あ、あの時みたいに……ですか?でも、私、またペルソナを呼ぶなんて、出来るかどうか……なんで朝倉さんは、またペルソナが使えてるんですか……?」

「言ったでしょ? 白鐘くんたちと接触して、ペルソナを意識出来たって。ペルソナを出すときの感覚を思い出して、強く『意識』すればいいのよ」

意識。その単語を聞き、古泉からのメッセージが、記憶の中から浮かび上がってくる。

 ―――……意識することは、時に、とても強い力をもたらします。



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