過去ログ - キョン「ペルソナァッ!」 クマ「ザ・ゴールデンクマ!」
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81:名無しNIPPER[saga]
2015/01/07(水) 19:25:44.16 ID:CL7Y8+DEo

『あ、キョンくん……ですよね?』

はい、あなたのキョンです。

『無事で良かった……何度か通信を取ろうとしたんですが、うまくいかなくて。突然、キョンくんがいなくなってしまったって、古泉くんから聞いたから。このままキョンくんがいなくなったら、どうしようって……』

朝比奈さんが胸をなで下ろす姿が頭に浮かぶ。古泉。そうだ、考えてみれば、俺はアーケード街で、あの青い扉を見つけて……ベルベットルームから出たときには、この喫茶店にいたのだから、古泉たちからどう見えたかは分からないが、とにかく、あいつらの前から、突然姿を消した形になるわけだ。

「古泉くんたちとは通信できたのね?」

『はい。古泉くんたちは、今、学校に向かっている途中です。近くに悪魔の反応とかはありません、今のところ、安全です』

学校。その言葉で、俺はふと思い出す。そうだ、俺はさっき、あの女悪魔と戦う前から、ずっと気になっていたことがあったのを、突然の敵襲に見舞われて失念していた。

「……朝倉。ハルヒがこちらに来ているってことは、この空間のどこかにいるかもしれないって事なんだよな?」

俺が訊ねると、朝倉は少し考えように首を傾げた後、

「可能性はあるわね。でも、朝比奈さんの能力でも、涼宮さんの反応の座標を特定することはできないの。彼女の肉体は今も現実世界にある。こっちに来ているのは、あくまで精神だけ。だから、私たちみたいに完全な状態ではないはずだけど……どこでどのような状態で存在しているのか、正確なところはわからないわ」

「じゃあ、ハルヒが悪魔どもに襲われるって線は」

「微妙ね。実体がないということは、少なくても、物理的な干渉を受けることはないとも考えられるわ」

しかし、相手は悪魔だ。どんな方法で、どんな形で人を攻撃してくるか、見当もつかない。

「確かにね。でも、逆を言えば。私たちが涼宮さんの状態や、居場所を掴むことができれば……」

護る事もできる、ってか。


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