過去ログ - キョン「ペルソナァッ!」 クマ「ザ・ゴールデンクマ!」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/01/08(木) 18:16:58.39 ID:YFKlq4sxo
反応は―――探すまでもなく、すぐ近くで見つかった。
「こ、これは……白鐘さんの言うとおり、悪魔が、こちらの世界に……それに、キョンくんたちもいます。場所は―――校庭です! でも、もっと近くに、悪魔が……これは、中庭です。中庭に、悪魔が!」
「やはり……すぐに向かいましょう。僕らが何とかするしかない……朝比奈さん、ナビをお願いできますか?」
「は、はい」
みくるの言葉を聴き、白鐘は目つきを鋭くし、椅子から立ち上がり、ドアへと向かって行く。
「待って」
それを呼び止めたのは、長門だった。ホロスコープの瞳で、白鐘をちらり、と見た後、窓辺の椅子から腰を上げ、いつもよりもやや早歩きで、白鐘に近づいた。
「私も行く」
「しかし、長門さんはペルソナを使えないのでは……」
「たった今、ダウンロードが完了した。それに、あなたは、こちら側の世界で、ペルソナを召喚した経験はないはず。一人では危険。だから、私も行く」
ダウンロード。ペルソナ能力とは、そんなに手軽なものなのだろうか。と、みくるは思った。それに答えるように、長門の視線が、みくるに移される。
「ペルソナ能力の解析が、先ほど完了した。その結果、精神の形を持たない私には、ペルソナ能力は付与できないと判明した。よって、情報統合思念体は、解析したペルソナの情報を元に、ビジョンを伴った擬似ペルソナプログラムを作成し、私に付与した」
擬似ペルソナプログラム。また、みくるの理解が及びそうにない単語が飛び出した。
「擬似ペルソナプログラムは、直接的な攻撃手段は持たない。しかし、他のペルソナや悪魔に対して、情報操作に近い処置を行うことが可能」
「……わかりました、共に行きましょう。朝比奈さん、中庭へ案内してください」
白鐘の言葉に、みくるは頷き、椅子から腰を上げる。長門が先陣を切り、三人は、夜の校内を歩き出した。時刻は、既に午後八時を回っている。明かりの落とされた廊下を、足を取られぬよう注意しながら進み、渡り廊下を渡る。階段を二階分降りれば、中庭へと出られる。
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