120: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/20(火) 18:57:39.24 ID:q6rXvxWyo
我ら妖狐族の多くは京都の地を安住の地として定めている。
京都という街では古くからのものが多く残っており、
121: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/20(火) 18:58:21.06 ID:q6rXvxWyo
僕ら妖狐は服を買わない。
ならば服はどうしているのか。
人間に化けるときに色々変えているのだ。
122: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/20(火) 18:58:55.54 ID:q6rXvxWyo
「あー寒い寒い……」
123: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/20(火) 18:59:41.48 ID:q6rXvxWyo
「お待たせ」
「お待たせってなあ……この寒空の中で長いこと待たされたら風邪をひいてしまうってもんだよ」
124: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/20(火) 19:00:09.46 ID:q6rXvxWyo
恐らく自惚れでもなんでもなく、彼女が僕と一緒に出掛けるために考えたのであろう服装が、
とても似合っていて、見惚れてしまったのだ。
125: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/20(火) 19:00:48.10 ID:q6rXvxWyo
「? 変なの。まあいいよ。さーて、今日はとことん付き合ってもらうよ!」
「はいはい……どこへなりともお供しますよ。お嬢様」
126: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/20(火) 19:01:31.23 ID:q6rXvxWyo
「――それで、その時……ねえ、ちゃんと私の話を聞いてるの?」
「ああ、もちろん聞いているとも。それですっころんだ狸がどうしたって?」
127: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/20(火) 19:02:12.96 ID:q6rXvxWyo
「じゃあどうする?今日は寒いしもう帰るかい?」
「うーん……久々に一緒に街に来たんだしもう少し回っていこうよ」
128: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/20(火) 19:02:55.67 ID:q6rXvxWyo
129: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/20(火) 19:03:26.38 ID:q6rXvxWyo
「昨日ので疲れちゃったのかね」
「そうかもしれない……」
130: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/01/20(火) 19:03:59.42 ID:q6rXvxWyo
昨日は一日中、上機嫌ではしゃぎっぱなしだったからまさかとは思ったけれど……。
幸い僕のほうにはなんともなかったから良いものの、
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