160: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/02/14(土) 00:40:36.82 ID:uiIgEyu/o
「はぁ……今年もか……」
161: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/02/14(土) 00:41:06.14 ID:uiIgEyu/o
「浩二さん」
「ああ、総次郎君……君はいいよねえ……白ちゃんからもらえるんだろう?」
162: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/02/14(土) 00:41:33.07 ID:uiIgEyu/o
「ま、まぁ頑張ってください。浩二さん」
「あぁ、ありがとう。君は早く白ちゃんのところへ行っておやり」
163: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/02/14(土) 00:42:01.26 ID:uiIgEyu/o
「もう少しだけ逃げ回っていたいなぁ……」
「あら、何から逃げ回りたいのかしら?」
164: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/02/14(土) 00:42:27.94 ID:uiIgEyu/o
「いやぁ、その。ほら、街がカップルだらけじゃないですか。ああいう空気から逃げたいんですよ」
「へぇ、あなたにもそういう時があるのねえ。普段は人に見せつけてばかりのくせに」
165: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/02/14(土) 00:42:54.15 ID:uiIgEyu/o
「これって……」
「今日は何の日だと思っているのかしら?」
166: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/02/14(土) 00:43:21.07 ID:uiIgEyu/o
日も傾いてきたし、そろそろ逃げ回るのも終わりにしなければならない。
このままとんずらをしてもいいのだが、次の日に白面ちゃんと母上にこっぴどく叱られるのが目に見える。
嫌な気持ちを押しこめ、前面に出してしまわないようにとこらえつつ家路を急ぐ。
167: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/02/14(土) 00:43:50.94 ID:uiIgEyu/o
「ほら、今日バレンタインでしょ?だから……これ!」
168: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/02/14(土) 00:44:17.80 ID:uiIgEyu/o
「早速食べさせてもらうよ!あーん」
169: ◆/5u1xsuUH.[saga]
2015/02/14(土) 00:45:36.32 ID:uiIgEyu/o
大分投下が遅くなってしまってすみません。でもどうせならバレンタインに、と思っていたので今日投下できてよかったです。
本来書きたかった話の雰囲気に一番近いのは今回みたいな話だなあなんて思っていたりもします。
次回はそれなりに早めにしたいと考えています。
170:名無しNIPPER[sage]
2015/02/14(土) 01:06:53.40 ID:LezBNaLV0
乙
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