過去ログ - 女勇者「私の死を望む世界」
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67: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/10(土) 18:07:00.41 ID:n6XkU/tv0
「おい」

勇者「すやすや…ん〜?」

「起きろ」
以下略



68: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/10(土) 18:07:43.91 ID:n6XkU/tv0
裏口から勇者を連れ出し、足早に城から遠ざかる。

勇者「よいしょ、よいしょ…」

何故か預けていた剣を持ってきた勇者は歩くのが遅い。
以下略



69: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/10(土) 18:08:12.84 ID:n6XkU/tv0
勇者「あの…私を逃がしたこと、貴方が真っ先に疑われるのでは?」

暗黒騎士「そうだろうな。だが、上手く対処できる自信はある」

本音では自信は50%。だけどここは嘘をつく。
以下略



70: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/10(土) 18:08:49.81 ID:n6XkU/tv0
勇者が側室となるのは、魔王ではなく、魔王軍幹部――それでも人間からすれば大差ないかもしれない。

暗黒騎士「だが、しかし…」

勇者「やっぱり、駄目ですか…」
以下略



71: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/10(土) 18:10:08.83 ID:n6XkU/tv0
暗黒騎士「俺は――」

その先の言葉をどうしても言えない。

暗黒騎士(どうすればいい…!?)
以下略



72: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/10(土) 18:10:39.28 ID:n6XkU/tv0
この無力な少女は、この世界に虐げられ、普通に生きることもできない。

暗黒騎士「勇者…!」

勇者「暗黒騎士さん…痛いですよ」
以下略



73: ◆WnJdwN8j0.[sage]
2015/01/10(土) 18:11:56.74 ID:n6XkU/tv0
今日中に完結させられると思います。
諸用によりちょい抜け。


74:名無しNIPPER[sage]
2015/01/10(土) 18:24:01.52 ID:UWzR34fAO
おつ


75: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/10(土) 19:56:51.05 ID:n6XkU/tv0
その時。

暗黒騎士「…っ」

唐突に、後方から嫌な気配を感じた。
以下略



76: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/10(土) 19:57:18.72 ID:n6XkU/tv0
そうなればいい、という気持ちは少しもなかった。ただ今は現状を何とかしたい。
しかし魔王はそこで、おどけた顔をした。

魔王「すまんが暗黒騎士…」

以下略



77: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/10(土) 19:57:45.84 ID:n6XkU/tv0
魔王「つまらんのだよ、その勇者は」

勇者「…」

勇者は話を聞いているのかすら疑わしい程、何の反応も無かった。
以下略



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