過去ログ - 女勇者「私の死を望む世界」
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80: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/10(土) 19:59:06.69 ID:n6XkU/tv0
勇者「何となくわかっていたんです、暗黒騎士さんが見ているのは私じゃなかったって」

暗黒騎士「それは…」

間違いではない。自分は勇者と幼馴染の姿を重ねていた。
だが、自分は幼馴染の事を一度も話したことはない。

勇者「暗黒騎士さんが私を気遣ってくれるのも、人間に恨みを抱いている理由も――きっと大切な人を失ったんだろうなぁって、ちょっと想像したらわかっちゃうんですよ」

その様子はもう、未練を捨てたかのように吹っ切れていて――

勇者「それでも良かったんです、私に優しいのは貴方だけだったから」

暗黒騎士「違う、俺は」

勇者を救いたいという気持ちは、本物だった。

魔王「どの道もう終わりだ」

やめろ――暗黒騎士は駆ける。

勇者「こんな世界、滅びればいいけど――」

勇者「貴方だけは幸せでいてほしいです」

暗黒騎士「…っ!!」


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