過去ログ - 女勇者「私の死を望む世界」
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81: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/10(土) 19:59:34.62 ID:n6XkU/tv0
暗黒騎士はその時頭で考えて行動してはいなかった。
駆けた先、勇者の足元付近に剣が落ちていた。だから、拾った。
そして無防備な魔王の胸に、剣を深く突き刺した。

魔王「無駄だと――」
以下略



82: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/10(土) 20:00:07.26 ID:n6XkU/tv0
魔王「こんな間抜けな死に方する魔王は、歴代でわしが初めてだろう」

暗黒騎士「魔王様…」

魔王には恩もあり、忠誠もある。
以下略



83: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/10(土) 20:00:34.09 ID:n6XkU/tv0
暗黒騎士「…」

戯れの気持ちを持たぬ彼らなら、少なくとも勇者を殺しはしないはず。
暗黒騎士はそこから逃げ出そうとも、抵抗しようとも思わなかった。自分は魔王を殺した反逆者。反逆者は罰を受けるのが当然。

以下略



84: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/10(土) 20:01:01.23 ID:n6XkU/tv0
暗黒騎士「俺が次の魔王だと!?俺は不死の体を持っていないぞ!」

魔物「それでも、我々を束ねることはできます」

暗黒騎士「!!」
以下略



85: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/10(土) 20:01:44.87 ID:n6XkU/tv0
不死の体を持たぬ暗黒騎士は、人間への侵攻を慎重に行っていた。
人間達の主要な国の要人と英雄を片付ける為動いていたが、彼らも手ごわく侵攻は順調にはいかなかった。

だが、それ以上に――

以下略



86: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/10(土) 20:02:11.53 ID:n6XkU/tv0
暗黒騎士が勇者を愛していたか――それは暗黒騎士自身、わかっていなかった。
それでも勇者を伴侶にした日から、暗黒騎士は幼馴染を思い出さないようにしてきた。
これも同情かもしれない。だが少なくとも、勇者は魔物達から虐げられずに過ごせている。

少し時が経ち、2人の間に子ができた。
以下略



87: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/10(土) 20:02:40.19 ID:n6XkU/tv0
少年「…?」

勇者と暗黒騎士の子は、城内を探索していた。
好奇心旺盛な年頃で、目に入るもの全てが興味の対象となる。

以下略



88: ◆WnJdwN8j0.[sage]
2015/01/10(土) 20:08:29.76 ID:n6XkU/tv0
お付き合いありがとうございました。
このキャラ達ならどんな動きするかな〜と思いながら書き進めていましたが、思ったよりも暗くなりました。
悩む暗黒騎士も大好きです。


89:名無しNIPPER[sage]
2015/01/10(土) 20:10:37.66 ID:iyIlck3oO



90:名無しNIPPER[sage]
2015/01/10(土) 20:42:03.33 ID:pITRWh8aO



91:名無しNIPPER[sage]
2015/01/10(土) 21:15:40.39 ID:LqFRyTjRO

最後こわー


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