過去ログ - 男「一から始める」義妹「兄妹関係」
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10:名無しNIPPER
2015/01/12(月) 23:10:29.01 ID:0bpOksLA0
とはいえ、妹を大事に思っていると言うことを男は殊更主張したいわけでもなかった。
天から贈られた奇跡の産物。そんな才能を生まれながらに備えた妹はだからこそ、両親や周りの人間から溺愛され、その全てに汚点がつかないよう大事に、大切に守られている。
異常とも言える両親の過保護さはもう二度と手に入る可能性のないものを手放したくない必死さの裏返しでもあるのだろう。
だが、それが全てにおいて功をそうしているかというとそうでもない。
妹がいくら頭がよくて、大人顔負けとはいえ彼女はまだ子供だ。大人の期待や周り子供の羨望が重荷に感じることだってある。
11:名無しNIPPER
2015/01/12(月) 23:11:52.33 ID:0bpOksLA0
だからこそ妹は直接口には出さないものの、周りに対して不満を持っている。私は、あなたたちの代替品じゃない。自分には自分の人生があるのだと。
だが、それを口にしても思春期の気難しさの一言で大人たちには済ませられてしまうだろう。それか、身近な人間に何かを吹き込まれたかと拡大解釈をしてしまう。
真っ先にその矛先を向けられるのは兄である男である。一般家庭においては普通で済まされる男の成績や行動も天才の妹と比較した場合は《不良》に変わる。
腐った蜜柑は隔離しろ。妹が悪影響を受けたと口にしたら両親がそんなことを言い出しても不思議ではない。何しろ、男と違い妹は彼らにとって替えが聞かない存在なのだから。
日頃の自身と兄への両親の接し方から両親の過剰反応を心配している妹はそのような理由から重荷を背負っていながらも不満や愚痴は口にしなかった。
12:名無しNIPPER
2015/01/12(月) 23:28:05.76 ID:0bpOksLA0
妹「それで兄さん」
男「ん? どうかした?」
妹「どうかした? じゃありません。結局何をして遊ぶのですか」
13:名無しNIPPER
2015/01/12(月) 23:50:42.95 ID:0bpOksLA0
――――
祖父母の家から歩くこと十五分。連なる山々にピタリと寄り添う形で流れゆく河川に二人は訪れた。
もちろん、水着やゴーグルといった川で遊ぶ際に必要な道具は持っていない。できることといえば精々が川の浅瀬で水遊びをするか透き通った川の中で泳ぐ魚たちを見るかくらいだった。
そして、川に到着してから三十分が経つ頃にはやることが尽きてしまい、妹は時間の経過と共に不満を口にしだした。
14:名無しNIPPER
2015/01/13(火) 00:03:08.46 ID:MVI8wn5Z0
男「えっ……? ……はぁっ?」
妹「キスですよ、キス。ドラマでよく見てるでしょ」
男「いや、それは知ってるけど意味がわからない。なんで今いきなりそのことが?
15:名無しNIPPER
2015/01/13(火) 00:03:55.81 ID:MVI8wn5Z0
妹「あら、ごめんなさい。まさか兄さんが勘違いするとは思わなかったものですから。
普通家族間で行われるキスといえば頬にするものだと私は思っていたものですから」
男「ぐ、ぬぬぬ……」
16:名無しNIPPER
2015/01/13(火) 00:04:59.04 ID:MVI8wn5Z0
とりあえず今日はここまでで
17:名無しNIPPER[sage]
2015/01/13(火) 00:06:16.81 ID:dVckiv6io
いいところでとめなさる
おつ
18:名無しNIPPER[sage]
2015/01/13(火) 04:48:45.72 ID:ULvqUo7e0
これはなかなか
19:名無しNIPPER[sage]
2015/01/13(火) 19:10:32.44 ID:GEDoT//FO
はよ
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