過去ログ - 魔王「ならば、我が后となれ」 少女「私が…?」
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30: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2015/01/16(金) 09:11:45.09 ID:2MQxt6/70

朝食を終え、謁見室の玉座につくと 周囲には普段以上に緊張した空気が漂っていた
あの警備兵と同じく、周囲は一昨日の空気をまだ引きずっているようだった


魔王(なかば無理やりに俺に1日の休息を取らせておいて、自分たちが気分転換できていないとは)

魔王(…仕方ないか。あの警備兵達が言っていた通りなのだとしたら、気づかぬ内に威圧的なことをしたようだしな)


これまでは謁見の間、魔王は大抵 頬杖をついて何もない空間をぼんやりと見つめていた
飽きると足を組み、意味もなく靴先を眺めたりする程度しか反応しない

横柄な態度であることは自覚していたが
自分がどう見られるかにすら興味が持てない魔王にとってはどうでもよかったのだ
普段は、謁見者が通され挨拶の口上を述べあげても その格好のまま無言で小さく頷く程度だったのだが…


魔王(何もしないがゆえ、些細なことをするだけで注目されてしまう、か。……困るほどのこともないが、愉快でもないな)

魔王(なにより、いちいち このように過剰反応されるようだと後々が面倒そうな…)




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