過去ログ - 紬「真夜中のいちご」
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101:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 22:18:40.84 ID:sdjP5j9j0


曇りガラスに書かれた文字は、とっくに消えている。
なにが書かれていたのかは、ふたりだけの秘密。

以下略



102:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 22:19:48.33 ID:sdjP5j9j0
第6話「世界の半分を、ください」


腕を組みながら、首をひねり、

以下略



103:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 22:20:23.69 ID:sdjP5j9j0
「おかえり!おそくまでおつかれさま!きょうも寒かったね。
 ごはんは済ませてきたんだよね?お風呂沸いてるよ。それから…」

「ただいま、悪いけど後にしてもらってもいいかな」

以下略



104:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 22:21:21.85 ID:sdjP5j9j0



………なんで、



105:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 22:22:31.15 ID:sdjP5j9j0

………どうして。

肝心なときにこんなことになっちゃうの?

以下略



106:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 22:23:38.97 ID:sdjP5j9j0

「…盛大に飛んだなぁ」

そう、まるで、放物線を描いたみたいに。
むかしのつまらないコントみたいに。
以下略



107:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 22:24:48.06 ID:sdjP5j9j0
「…………グスッ」

うぅ……せっかく……せっかく……。

「い……い…ッしょうゲンめい…ヒック……がんばって…ヅく……った…のに……ヒック」
以下略



108:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 22:26:02.00 ID:sdjP5j9j0


「………いちご。いっぱいだな」

「イッパイ…たべて……ヒック…ほしかっ…た…から…グス」
以下略



109:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 22:26:59.64 ID:sdjP5j9j0

ごめんね…ごめんね…せっかくのお誕生日なのに……ごめんなさい。
どうしてわたしこうなんだろうね。頑張ってお祝いしたかったのに。
がんばってケーキつくったのに。
いちごいっぱい、のせたのに…。
以下略



110:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 22:27:42.13 ID:sdjP5j9j0

こんなんじゃ、
ジュリエットに……なれないね。




111:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 22:29:10.96 ID:sdjP5j9j0


「……おいしい」

頭からひっくり返ってベッドに落ちたケーキをちぎって、澪ちゃんは呟いた。
以下略



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