過去ログ - 紬「真夜中のいちご」
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6:名無しNIPPER[saga]
2015/01/14(水) 21:03:01.87 ID:sdjP5j9j0
第1話「見知らぬ天井」


ゆっくりと目を開いた先には見覚えのない景色が広がっていた。
ああ、そうだ。今日は部室に泊まったんだった、と気がつくまで10秒くらい時間がかかった。

すぅすぅと気持ち良さそうな寝息が聞こえてくる。
時折吹く外の風が、窓をカタカタと鳴らした。

おかしな時間に目が覚めてしまったせいか、ヘンに目が冴えて寝付けない。

だんだんと暗闇に目が慣れてきて、わたしはむくりと起き上がった。
ちょっとだけ散歩でもしようかしら。夜の学校を歩くなんてなかなかできることじゃないし。どうせ寝られないんだから、探検気分で。

寝袋から抜け出して立ち上がろうとしたときだった。

「…ムギ?起きてるのか?」

「……みおちゃん?」



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