24: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2015/01/17(土) 04:36:11.86 ID:ElAJOW8e0
あれから一時間。
俺は執務を、彼女はただ椅子に座っていた。
時折彼女の方に目を向けると、こちらを見ている。
まるで観察されているようだ。
そんな空気に耐え兼ね、俺は行動を起こした。
25: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2015/01/17(土) 04:56:19.35 ID:ElAJOW8e0
加賀「・・・」
加賀はその財布に目もくれず俺を無言で見つめている。
そのまっすぐな瞳は、間違いなく俺に何かを訴えかけていた。
そんな彼女の目を見続けることなどできなかった。
26: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2015/01/17(土) 05:01:57.30 ID:ElAJOW8e0
提督「・・・」
正論だった。
いや正論でないはずがない、そんなことは俺が一番よくわかる。
組織はその長の能力以上のものにはならない。
27: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2015/01/17(土) 05:03:48.69 ID:ElAJOW8e0
28: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2015/01/17(土) 05:20:27.26 ID:ElAJOW8e0
加賀「!!!」
加賀「っ!!」
声に出ていたようだ。
29: ◆tr.t4dJfuU[sage]
2015/01/17(土) 18:09:40.50 ID:ElAJOW8e0
ここまで
30: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2015/01/19(月) 00:40:56.95 ID:laNSEiQ20
加賀「…」
やった…ついにやってしまった。
私は…自分の上官を殴ってしまった。
私が提督の日頃の態度に怒りを覚えていたのは事実。
31: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2015/01/19(月) 00:54:13.89 ID:laNSEiQ20
加賀が執務室を出て行ってから、10分程度。
俺は今、自分の椅子に座り氷嚢で頬を冷やしていた。
ちなみにいうと執務室にあるものではない、これは医務室にあるものだ。
彼女達も装備を外せば、その耐久力は人間と相違なくなる。
膝もすりむくし、指も切る。血の色も赤い。
32: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2015/01/19(月) 01:11:28.51 ID:laNSEiQ20
鳳翔「…」
提督「…」
彼女は加賀が出て行った後に、氷嚢を持ってこの部屋に入ってきた。
33: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2015/01/19(月) 01:27:01.78 ID:laNSEiQ20
見てはいられなかった…
そもそも誰も謝罪することなどしていないのだ…
俺が変な態度をとらなければ何も起きていなかった。
故にこの問題において、責任をとるべきは他の誰でもない・・・俺なのだ。
34: ◆tr.t4dJfuU[saga]
2015/01/19(月) 01:34:23.15 ID:laNSEiQ20
ここまで。
見てるひといないかもしれないけど、近々安価とる。
物語の岐路が三本位あるんだけど全部書く体力は無いから誰かに決めてほしいなって。
まぁ反応が無ければ適当に鉛筆転がすから反応しなくてもいいんだけどね。
ちなみに安価とるときは下げる。
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