24: ◆FLVUV.9phY[saga]
2015/01/16(金) 23:14:27.80 ID:z4NueU69o
「も、もう。今日のあなたはちょっとへんよ? そんな犬猫みたいに」
「マミ、あまり失礼なことを言わないでほしいね。ボクたちは高度な知能を有する知的生命体だよ?
意思の疎通も図れないような生き物と比べてほしくないね」
「そんなこと言ったって、今のあなた飼い主に構ってほしくてすり寄ってくる猫そのものよ?」
「マミ、それは違うよ。ボクはそんな低俗な理由で動いたわけじゃないよ」
「じゃあ、言ってごらんなさい?」
くるくると、尻尾から頭の先までを満遍なく使いマミの両足の間を八の字を描くように動き回っているキュゥべえは動きを止めることなく、暫し考える。
彼は心の中でやや葛藤しつつも、結論を得たようで、滑らかな動きを止めることなく、高らかに宣言する。
「キミのその見事な御御足でボクのことを踏んでよ!」
マミは手にしていたドライヤーを取り落して、ガシャンと肩のすくむような音が鳴る。
そして、「あぁ、いけない」と小さく呟いてプラグがすっぽ抜けてモーターが止まってしまったドライヤーを掴みなおす。
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