22: ◆.rY2qo2h4vIA[saga sage]
2015/01/18(日) 13:48:40.72 ID:f61qpw8i0
次第に、空がオレンジに染まってきた
もう帰らなければ。...帰らせてくれるだろうか
「あの...僕そろそろ」
23: ◆.rY2qo2h4vIA[saga sage]
2015/01/18(日) 13:55:50.07 ID:f61qpw8i0
「夕焼けは、オレンジ色だから美しいの?」
「そりゃあ...そうだよ」
僕は想像した。水色の夕焼け、緑色の夕焼け、それに照らされる町並み
24: ◆.rY2qo2h4vIA[saga sage]
2015/01/18(日) 13:57:30.57 ID:f61qpw8i0
..................
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25: ◆.rY2qo2h4vIA[saga sage]
2015/01/18(日) 14:01:05.62 ID:f61qpw8i0
「...ん」
僕はベッドの上で大きく伸びをした
26: ◆.rY2qo2h4vIA[saga sage]
2015/01/18(日) 14:07:00.64 ID:f61qpw8i0
「パジャマで登校するなんて、おかしいのね」
彼女はくすくすと笑っていたけれど、僕はそれどころじゃなかった
「いつから...こんなことになっていたんだ」
27: ◆.rY2qo2h4vIA[saga sage]
2015/01/18(日) 14:13:02.19 ID:f61qpw8i0
僕が彼女の次の言葉を待っていると、彼女はくるりと踵を返してしまった
「この絵、完成したの」
僕にはそんなことは関係ない
28: ◆.rY2qo2h4vIA[saga sage]
2015/01/18(日) 14:22:37.02 ID:f61qpw8i0
「何を言って...」
不意に、彼女の絵が目に入った
この町とよく似ていて、まったくちがう、不思議な世界
29: ◆.rY2qo2h4vIA[saga sage]
2015/01/18(日) 14:29:39.78 ID:f61qpw8i0
「飛行機...よく二人で見た...屋上で」
誰だったかは、思い出せない
「いつもマイペースで...周りからおいて行かれていた」
30: ◆.rY2qo2h4vIA[saga sage]
2015/01/18(日) 14:31:22.36 ID:f61qpw8i0
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31: ◆.rY2qo2h4vIA[saga sage]
2015/01/18(日) 14:50:08.31 ID:f61qpw8i0
僕たちはよく、屋上で昼ご飯を食べていた
「やっぱり、外で食べたほうがおいしいわ」
彼女はそういうけど、僕には違いがわからない
32: ◆.rY2qo2h4vIA[saga sage]
2015/01/18(日) 14:56:10.93 ID:f61qpw8i0
「私たちも、あれに乗るのかしら」
「違う...と思うよ」
もうすぐ修学旅行だった
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