4: ◆.rY2qo2h4vIA[saga]
2015/01/17(土) 19:36:41.50 ID:5gu/qMKq0
 「なんだか悲しい夢だったな...」 
  
 そう、ぼくはさっきまで夢を見ていた 
 なにか悲しい夢を 
  
5: ◆.rY2qo2h4vIA[saga]
2015/01/17(土) 19:43:28.02 ID:5gu/qMKq0
 「いってきます」 
  
 僕は朝食もとらずに家を飛び出した 
  
 「うわっ、熱いな」 
6: ◆.rY2qo2h4vIA[saga]
2015/01/17(土) 19:51:57.91 ID:5gu/qMKq0
 学校へ着くと、僕はようやく日光の魔の手から逃れられた 
 だが、なにかおかしい 
  
 「あれ?誰もいないじゃないか」 
  
7: ◆.rY2qo2h4vIA[saga]
2015/01/17(土) 19:56:31.51 ID:5gu/qMKq0
 「おい、にぃちゃん」 
  
 どれくらいそこにいただろう 
  
 「おい、聞こえてねえのか?」 
8: ◆.rY2qo2h4vIA[saga]
2015/01/17(土) 20:38:40.79 ID:5gu/qMKq0
 「お前以外にだれがいるんだよ」 
  
 そういいながら下駄箱の裏から出てきたのは 
 紅いテントウムシだった 
  
9: ◆.rY2qo2h4vIA[saga]
2015/01/17(土) 20:54:26.20 ID:5gu/qMKq0
 「べつに。ぼーっとしていただけです」 
  
 嘘をついた 
 遅刻した。と素直に言うのが恥ずかしかったからだ 
  
10: ◆.rY2qo2h4vIA[saga]
2015/01/17(土) 21:01:20.06 ID:5gu/qMKq0
 教室に向かって歩き出した途端、僕はおどろいた 
 廊下がシャボン玉でいっぱいなのだ 
  
 「誰がこんなことを...」 
  
11: ◆.rY2qo2h4vIA[saga]
2015/01/17(土) 21:07:46.96 ID:5gu/qMKq0
 「なにをしているんですか」 
  
 僕はペンギンにむかって問いかけた 
 ペンギンは僕には目もくれず、またシャボン玉を吹いた 
  
12: ◆.rY2qo2h4vIA[saga]
2015/01/17(土) 21:15:32.36 ID:5gu/qMKq0
 ぺたぺたと足音を立てて 
 ペンギンはどこかへいってしまった 
  
 彼の言いたかったことは分からなかったけど、大したことじゃないだろう 
 僕は勝手にそう決めつけた 
13: ◆.rY2qo2h4vIA[saga]
2015/01/17(土) 21:17:46.46 ID:5gu/qMKq0
 ここは...どこだ... 
  
 僕の知らない学校のようだ 
  
 僕がいる...この光景は... 
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