過去ログ - 朝倉涼子「彼の下駄箱に手紙を入れたわ」
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15:名無しNIPPER[sage]
2015/01/19(月) 07:05:30.60 ID:gpWHQseSO
こうなって良かったと心から思った乙
「あたし」と「わたし」使い分けにどんな意図が込められてるのか非常に気になる


16:名無しNIPPER[sage]
2015/01/19(月) 08:05:25.78 ID:9H1hC05W0
朝倉たそー


17:名無しNIPPER[sage]
2015/01/19(月) 08:23:48.55 ID:h9cJmcBbo
あとがきで自分はこんな頭のおかしなこと考えてるアピールのくささがやばい


18:名無しNIPPER[sage saga]
2015/01/19(月) 18:33:20.16 ID:pFBqYFQN0
初志貫徹で真面目に書こう。

ここからは基本的に当初の予定通りのSSです。


19:名無しNIPPER[sage saga]
2015/01/19(月) 18:34:41.48 ID:pFBqYFQN0
今日、彼の下駄箱にノートの切れ端を入れた。

『放課後誰もいなくなったら、一年五組の教室まで来て』

紙にはただそれだけのことを書いた。


20:名無しNIPPER[sage saga]
2015/01/19(月) 18:35:16.28 ID:pFBqYFQN0
わたしは今日、彼を教室に呼び出して殺す。

そこにあたしの意思は存在しない。

わたしを創った存在の希望に沿うだけ。
以下略



21:名無しNIPPER[sage saga]
2015/01/19(月) 18:35:59.16 ID:pFBqYFQN0
そして放課後、彼は教室にこなかった。

夕闇に沈んだ教室で一人、安堵の溜息をついた。

わたしは来ても来なくてもどちらでも良かった。
以下略



22:名無しNIPPER[sage saga]
2015/01/19(月) 18:36:46.57 ID:pFBqYFQN0
翌日の教室。相変わらず、彼はぼんやりと退屈そうにしていた。

そしてその後ろ、わたし達の観察対象は退屈を通り越して不機嫌になっていた。

週が明けてから一貫して不機嫌なのは退屈だからというだけではないだろう。
以下略



23:名無しNIPPER[sage saga]
2015/01/19(月) 18:37:19.76 ID:pFBqYFQN0
彼は昼食ごとに中学からの同級生と高校で新たに知り合った男子生徒と合流する。

中学時代の三年間を通じて彼はあの同級生と常に一緒にいた。
塾へ女学生と共に向かう時を除いて。

以下略



24:名無しNIPPER[sage saga]
2015/01/19(月) 18:37:59.53 ID:pFBqYFQN0
彼とあの同級生は高校に進学しても一緒にいる。

それは彼らが男女交際ならぬ男々交際の関係にあるからだ。

告白があったわけではないし、お互いに愛を確認し合った訳でもない。
以下略



25:名無しNIPPER[sage saga]
2015/01/19(月) 18:38:26.72 ID:pFBqYFQN0
そんな二人の関係に変化が訪れつつあった。

観察対象の不機嫌な理由として二人の関係が影響しているからだ。

そしてその結果として幾つかの影響が出た。
以下略



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