過去ログ - 朝倉涼子「彼の下駄箱に手紙を入れたわ」
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26:名無しNIPPER[sage saga]
2015/01/19(月) 18:40:12.22 ID:pFBqYFQN0
ある日の昼休み、その男子生徒が教室にやってきた。

微笑みと共に目配せをし、無言で彼の同級生を連れ去ってしまったのだ。

彼は明らかに狼狽していた。
以下略



27:名無しNIPPER[sage saga]
2015/01/19(月) 18:42:31.46 ID:pFBqYFQN0
それ以来、彼は暗くなった。

それと合わせる様に観察対象の活動も低調となった。

情報爆発がほとんど観察されないのだ。
以下略



28:名無しNIPPER[sage saga]
2015/01/19(月) 18:56:40.98 ID:pFBqYFQN0
そして放課後。彼はやってきた。

「………何の用だ?」

彼は開口一番、暗く沈みがちな口調で私に用事を聞いてきた。
以下略



29:名無しNIPPER[sage]
2015/01/19(月) 20:59:51.34 ID:gpWHQseSO
をを


30:名無しNIPPER[sage]
2015/01/20(火) 00:29:59.03 ID:1o4OLq26O
つづきはよ


31:名無しNIPPER[sage saga]
2015/01/20(火) 01:28:15.43 ID:52yiOSKT0
あたしはナイフを机の上に置いた。

彼の物わかりが悪かったならば使う予定だった物だ。

「ナイフか…それで俺を刺すのか?もうどうでもいいから構わんが」
以下略



32:名無しNIPPER[sage saga]
2015/01/20(火) 01:29:33.24 ID:52yiOSKT0
「冗談はやめろ」

彼は目を覆うようにしてそう言った。

「冗談だと思う?」
以下略



33:名無しNIPPER[sage saga]
2015/01/20(火) 01:30:52.29 ID:52yiOSKT0
彼を金縛りにして突き飛ばす。

彼はそのまま受け身も取れずに倒れ込んだ。

表情に苦痛の色が浮かぶ。あたしは何とも言えない気持ちになった。
以下略



34:名無しNIPPER[sage saga]
2015/01/20(火) 01:31:47.37 ID:52yiOSKT0
あたしが腰を振っている間中、彼はすすり泣いていた。

彼が泣けたのは、反応が見たくて金縛りを解いたからだ。

彼の泣き声を聞き、心がざわついた。あたしにも被虐心というものがあったのだろうか?
以下略



35:名無しNIPPER[sage saga]
2015/01/20(火) 01:32:20.36 ID:52yiOSKT0
服を着終えたあたしは無言で遠くを見ている彼に近づく。

「涼宮さんとお幸せに。じゃあね」

わたしは優しく彼にそう告げると彼の頬にキスをした。


36:名無しNIPPER[sage saga]
2015/01/20(火) 01:33:20.69 ID:52yiOSKT0
教室を出ると日はすっかり落ちており、廊下は暗くなっていた。

それなのに妙に明るい。

「今日は満月だったのね」
以下略



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