過去ログ - 朝倉涼子「彼の下駄箱に手紙を入れたわ」
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32
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名無しNIPPER
[sage saga]
2015/01/20(火) 01:29:33.24 ID:52yiOSKT0
「冗談はやめろ」
彼は目を覆うようにしてそう言った。
「冗談だと思う?」
以下略
33
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/01/20(火) 01:30:52.29 ID:52yiOSKT0
彼を金縛りにして突き飛ばす。
彼はそのまま受け身も取れずに倒れ込んだ。
表情に苦痛の色が浮かぶ。あたしは何とも言えない気持ちになった。
以下略
34
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/01/20(火) 01:31:47.37 ID:52yiOSKT0
あたしが腰を振っている間中、彼はすすり泣いていた。
彼が泣けたのは、反応が見たくて金縛りを解いたからだ。
彼の泣き声を聞き、心がざわついた。あたしにも被虐心というものがあったのだろうか?
以下略
35
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/01/20(火) 01:32:20.36 ID:52yiOSKT0
服を着終えたあたしは無言で遠くを見ている彼に近づく。
「涼宮さんとお幸せに。じゃあね」
わたしは優しく彼にそう告げると彼の頬にキスをした。
36
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/01/20(火) 01:33:20.69 ID:52yiOSKT0
教室を出ると日はすっかり落ちており、廊下は暗くなっていた。
それなのに妙に明るい。
「今日は満月だったのね」
以下略
37
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/01/20(火) 02:17:52.36 ID:52yiOSKT0
>>34
ミス
×被虐心→○嗜虐心
38
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/01/20(火) 04:06:51.79 ID:52yiOSKT0
翌日の学校。教室に彼の姿はなかった。
そしてその翌日も。その翌々日も。
彼が再び登校してきたのは週が明けてからだった。
以下略
39
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/01/20(火) 04:07:59.34 ID:52yiOSKT0
わたしは涼宮さんと違って心配をしていなかった。
彼が遠からず登校してくることが解っていたから。
なんとなれば改変もあり得たのだが、その前に登校してくることも解っていた。
以下略
40
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/01/20(火) 07:15:02.73 ID:wA0ittxSO
朝倉涼子さん…
41
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/01/21(水) 03:19:08.94 ID:qWn5gBVL0
いつしかあたしの観測対象は涼宮さんから彼に移っていた。
彼は妹や母親はもとより父親や飼っている猫に至るまで性的な目で見るようになっていた。
学校でもわたしの耳に届く。
以下略
42
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2015/01/21(水) 03:20:07.75 ID:qWn5gBVL0
そんなある日のことだった。
あたしはいつもの様に彼の観察を続けていた。
彼は風呂場で溜息をついた。
以下略
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