過去ログ - 姫「王子の代わりに戦う使命を負った」
1- 20
39: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/01/22(木) 18:05:28.50 ID:d+YTB6p10
飴売り(は、姫さん…?てか、今…この姫さん、閃光切ったよなぁ!?)

姫「好き勝手暴れてくれたみたいね」

私は飴売りの前に出て呪術師に剣先を向ける。
これ以上、この飴売りに怪我をさせるわけにはいかない。

呪術師「邪魔が入ったか…まぁいい、まとめて殺してやりましょう!!」

呪術師の手から次々、閃光が飛ばされる――私はこれを切る。
下手に避けて、村に被害を出してはいけない。

飴売り(す、すげぇ…魔法を斬るなんて、普通にできる芸当じゃねぇよ…)

呪術師「少しはやるようですね…ですが!!」

姫「!」

大きな炎が襲いかかってくる…しかも、私を挟むように両側から。
これは私の剣速じゃ斬れない――ならば回避。私は炎を避けるように、一気に前に駆ける。

呪術師「かかりましたね!」

おや、罠だったか――呪術師は目論見が通ったと満足そうに笑っている。と思ったと同時、私の額目掛けて高速で閃光が飛んできた。
これを切る余裕はなく、剣を盾にして防御する――が、思った以上に威力が強かった。
私は後ろに吹っ飛ばされる。このままいけば――炎に突っ込む。

姫「…っ」

飴売り「おっとぉ!」

姫「!」

と、飴売りが炎の前に立って私の背中を受け止めた。

飴売り「大丈夫か姫さん」

姫「えぇ…貴方こそ大丈夫?」

飴売り「俺は男だから!」

姫「…どういう理屈?」

口から出た疑問に、飴売りはへへっと笑いで返した。答えになっていない。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
171Res/132.10 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice