過去ログ - 貴音「新月」
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2:名無しNIPPER
2015/01/21(水) 23:46:40.08 ID:2VPYRRJgo
小鳥「気にしないでいいのよ。それで、どうしたの?」

貴音「小鳥嬢。今日が何の日か、ご存じですか?」

小鳥「えっ? 今日って、それは勿論……貴音ちゃんの、誕生日よね」
以下略



3:名無しNIPPER
2015/01/21(水) 23:48:22.20 ID:2VPYRRJgo
貴音「小鳥嬢。窓から空を、見ていただけますか」

小鳥「空を? わかったわ……わあ、綺麗な星空」

貴音「はい、確かに。今日は一層、星達が輝きに満ちております。雲一つない夜を、遊び、喜ぶかのように……」
以下略



4:名無しNIPPER
2015/01/21(水) 23:50:11.48 ID:2VPYRRJgo
貴音「……しかし、今日は新月です。月が夜を照らさぬ日です。
これがたとえば、何でもない日であれば、わたくしも耐えられたことでしょう。しかし、今日はよりによって……わたくしの、誕生日でした」

小鳥「えぇっ? でも貴音ちゃん。そんなの、偶然で」

以下略



5:名無しNIPPER[sage]
2015/01/21(水) 23:50:53.26 ID:Ed72jL5To
貴虎「斬月」


6:名無しNIPPER
2015/01/21(水) 23:51:52.27 ID:2VPYRRJgo
小鳥「……ねえ、貴音ちゃん。ちょっと、いいかしら」

貴音「小鳥嬢?」

小鳥「私ね。この765プロができてから、ずっと皆を見てきたわ。デビューする前から、トップアイドルになった今でも……それこそ、皆の出てる番組を全部見るくらいに」
以下略



7:名無しNIPPER
2015/01/21(水) 23:53:43.40 ID:2VPYRRJgo
小鳥「別に、どうもしなくていいって思うわ。そのままで、いて欲しいって思う」

貴音「どういうことでしょうか。わたくしは、弱いままでいいのですか?」

小鳥「私はね、貴音ちゃん。それって、悪い事じゃないって思うの。だって、大切な人がいて、信頼できる仲間がいて、弱くなっちゃうぶん……それ以上に、強くなれることも、あるから。
以下略



8:名無しNIPPER
2015/01/21(水) 23:55:08.82 ID:2VPYRRJgo
貴音「乙女……あの、小鳥嬢。小鳥嬢は、この想いを、ご存知ですか」

小鳥「……うん。知ってるわ」

貴音「ふふっ。大人、なのですね」
以下略



9:名無しNIPPER
2015/01/21(水) 23:56:51.02 ID:2VPYRRJgo
貴音「わたくしと……アイドルと、月……? ……はっ!」

小鳥「わかった?」

貴音「はい……はい、小鳥嬢! わたくしは何と……何と大事なことを忘れていたのでしょうか。
以下略



10:名無しNIPPER
2015/01/21(水) 23:57:50.28 ID:2VPYRRJgo

貴音「……あの、小鳥嬢」


『人知れず咲く かの花は』
以下略



11:名無しNIPPER
2015/01/21(水) 23:59:06.41 ID:2VPYRRJgo





以下略



12:名無しNIPPER
2015/01/21(水) 23:59:56.06 ID:2VPYRRJgo

(いつの間にかわたくしの中に根付いた、この感情)

(それはまるで、誰にも知られることなく育った花のように儚く)

以下略



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