過去ログ - 響「いつまでも、このままでいて」
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1:名無しNIPPER[sage]
2015/01/22(木) 00:21:09.64 ID:lxCYgBlm0
仕事が終わって、さあ帰ろうとした時に貴音に呼び出された。
「響だけに教えたい事があるのです。屋上にてお待ちしています」
貴音は真剣なまなざしでそう言うと屋上に去っていった。一人で行かないで自分も一緒に連れて行けばいいのに。
呟きは心の中に留めて、防寒をして、少し遅れて屋上への扉を開く。
風の冷たさが秋から冬に変わる季節という事を改めて教えてくれた。この間買ったコートはしっかりと使えるみたいで、少し安心。
一日の四分の三を過ぎようかといった時刻の屋外は予想以上に暗くて、でも貴音の銀髪はすぐにわかった。
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