過去ログ - 向日葵「愛慕」
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22:名無しNIPPER[sage]
2015/01/24(土) 01:46:11.90 ID:y9xDVq4jO
豊胸力でいえば向日葵とめぐみの間にそう大きな差はなかった。
めぐみがただの巨乳拳法の使い手であったなら、向日葵としては互角以上の勝負が望めただろう。
しかし、そうではなかった。
向日葵が想像している以上に、めぐみという人物は数々の修羅場を潜って生き抜いてきた。

今でこそめぐみの恋人である大室撫子は、かつて数多くの同級生から求愛された。
その勢いは留まることを知らず、やがて争いを生み、血が流れ、力が全てを支配する、
彼女を巡った過酷なバトルロワイヤルが始まったのだった。
求愛者のうちの一人であっためぐみは、そんな辛辣な環境の中でも巨乳拳法を駆使して生き残り、
時には生死の境を彷徨いながらも、ついには大室撫子のハートを射止めることに相成った。

そんな経験の差、戦場における判断力の差、そして何より覚悟の差が、二人の力関係を確かなものにしてしまっていた。
向日葵も決して温室でぬくぬくと育ってきたわけではなかったが、あまりにも相手が悪かった。

「さて、そろそろお祈りの時間は済んだかな?ひま子ちゃん」

「ハッ……中学生相手に手を上げて大人げないですわね……。生きてて恥ずかしくないんですの……?」

それでも向日葵はめぐみを睨みつけ、精一杯の罵声をプレゼントする。
どんなに敵が巨乳であれ、決して背中を見せてはいけない。
それが師匠である船見結衣の教えだった。


「いや、ひま姉がいうなし」

もっともである。


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