過去ログ - 武内P「あなたのお名前を」芳乃「わたくしはー」
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8:名無しNIPPER[saga]
2015/01/25(日) 11:35:10.70 ID:1ScxNNNj0

「知りませぬ」

あやめ「……では、ここに住む他の方たちに聞いて頂いても」

「他のモノも知りませぬ。ここにそのような娘はおりませぬ」

まるで人が変わったかのような……いや、放つ雰囲気の馴染み方から、恐らくはこちらの喋りと
態度がこの女将である老婆の素なのであろう。
冷たい言葉はそれ以上の一切の質問も反論も許さないという絶対の意思を含んでおり、武内Pも
あやめもそれ以上会話を続けることが出来ない。

ここまではっきりとした拒絶の対応が帰ってきたことが、武内Pと仁美が見ている幻の少女が
この集落にとってとても重要な存在であることの証明であるため、反応を探るという点では
これ以上ないくらいの成果ではある。

武内P(しかし、これは)

あやめ(まずいですね)

女将の雰囲気が変化したのに呼応して、集落自体がまるで3人を異物と認めたかのように
空気が重く冷たくなり、さらに女将以外からも見られているという感覚が付き纏い始めた。

仁美(なんか妙な感じが……)

その手の事に鋭いとはいえない仁美ですら気付くことの出来る感覚の濃さからして、
視線はどうやら集落中から集まっているらしく、武内Pはいつでも対応出来るように
警戒を強めながら女将に話しかける。

武内P「分かりました。ですが一応私達のほうでも確かめたいと思いますので」

武内P「明日集落を探索しても宜しいでしょうか?」



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