過去ログ - 藤原肇「大事なのは、焦らない事です」
1- 20
34:名無しNIPPER[saga]
2015/01/28(水) 22:28:14.56 ID:KfXp6K5Jo

水音と同時に、釣り竿の先がしなりました。
先に留まっていたトンボが驚いたように飛び立って、初秋の空へ消えていきます。

 「最後の当たりかな」
以下略



35:名無しNIPPER[saga]
2015/01/28(水) 23:28:44.24 ID:KfXp6K5Jo

 「焦らないようにな、肇」

 「はい」

以下略



36:名無しNIPPER[saga]
2015/01/29(木) 00:19:25.23 ID:787NWdhNo
― = ― ≡ ― = ―

お風呂から上がると、廊下の先に二人の姿が見えました。
おじいちゃんとPさんが並んで濡れ縁に寝転んでいます。
間には、酒瓶とぐい飲みが置いてありました。
以下略



37:名無しNIPPER[sage]
2015/01/29(木) 12:09:23.19 ID:x0gJUjgSO
??? 「お体に触りますよ。イタチさん…」


38:名無しNIPPER[saga]
2015/01/29(木) 12:37:19.47 ID:787NWdhNo

Pさんの隣にあったぐい呑みを拾い上げます。

 「お酒って、美味しいんでしょうか」

以下略



39:名無しNIPPER[saga]
2015/01/29(木) 13:29:58.13 ID:787NWdhNo

 「そうか?」

 「はい。ふふっ」

以下略



40:名無しNIPPER[saga]
2015/01/29(木) 14:01:18.87 ID:787NWdhNo
― = ― ≡ ― = ―

 「おはようございます」

 「おはよ、肇。ちょうどいい所に来たね」
以下略



41:名無しNIPPER[saga]
2015/01/29(木) 14:28:02.32 ID:787NWdhNo

 「こっちはアーニャさんですね」

 「開けてみて、いいですか?」

以下略



42:名無しNIPPER[saga]
2015/01/29(木) 14:47:08.53 ID:787NWdhNo

 「……ん? こっちは作った覚えが無いが……間違いか?」

そんな話をしていると、Pさんが首を傾げて。
間違えて他の物も一緒に送ってしまったのでしょうか。
以下略



43:名無しNIPPER[saga]
2015/01/29(木) 15:10:05.39 ID:787NWdhNo



 「――ああ、そういう事。なるほどね。ふーん、なるほど」

以下略



44:名無しNIPPER[saga]
2015/01/29(木) 15:13:42.41 ID:787NWdhNo

凛さんの呟きが、まるで刑の宣告のように聞こえました。
おそるおそる、後ろを振り向けば。
今まで目にした中で一番の、満面の笑みを凛さんが浮かべていました。

以下略



52Res/33.62 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice