過去ログ - 灼「あっちが変」豊音「こっちが変」
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13: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:09:05.92 ID:MJO3ZfqGo
一番上のボタンはそのままに、二番目と、三番目のボタンをぷつぷつと外した。
ブラウスの合わせ目を、がばりと開く玄。
14: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:09:35.43 ID:MJO3ZfqGo
玄の谷間は暖かかった。
その暖かさで、私は玄の行動の意味を理解した。
15: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:10:20.37 ID:MJO3ZfqGo
灼「いきなりなんてこと――」
玄「あ、灼ちゃんそっちの手も入れないとね」
16: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:10:50.82 ID:MJO3ZfqGo
一気に全身が熱くなる。
友達にいきなり破廉恥行為を働かれた羞恥――もちろんそれもある。
17: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:11:27.98 ID:MJO3ZfqGo
玄「んしょ、んしょ……は、ふ……ふぅ」
灼「……!」
18: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:12:23.59 ID:MJO3ZfqGo
灼「……!」
信じられない光景だった。
19: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:12:54.38 ID:MJO3ZfqGo
灼「き、気持ち良いってなに! て、ててて手を温めてただけなのに! 気持ち良いって問いかけはおかしい!」
玄「へ? なんで? 灼ちゃんの手、温かくなってきたから、気持ちいいかなって。そういうつもりだったんだけど……」
20: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:13:26.33 ID:MJO3ZfqGo
灼「どこがって……! 全部変だよ! 普通おもちで手を温めたりしない!」
玄「ええ? でも、私、子供のころからやってるよ? お母さんが生きてた頃は私もお姉ちゃんもよくやってもらってたし、おもちが大きくなってきてからはお姉ちゃんによくやってあげるようになったし……」
21: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:13:57.60 ID:MJO3ZfqGo
言いようのない憤りが湧いてくる。
憤り。はっきり怒りと言っていい。私は玄に対して、怒っている。
22: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:14:27.72 ID:MJO3ZfqGo
疎外感どころの話ではない。これはもう隔絶だ。
おもちで手を温めるのが普通だという玄。
23: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:15:17.59 ID:MJO3ZfqGo
玄「あ、灼ちゃん? 私なにか灼ちゃんの嫌なことしちゃったのかな……? もしそうなら教えて欲しいな。ちゃんと直して、謝るから……ね?」
灼「……」
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