過去ログ - 灼「あっちが変」豊音「こっちが変」
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32: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:21:10.58 ID:MJO3ZfqGo
憧「しず、あんたんちって、カレーにトマト丸ごと入れるじゃない」
穏乃「ん、うん、入れるね」
33: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:21:39.61 ID:MJO3ZfqGo
憧「灼さん、私が何を言いたいのかもうわかったでしょ? だから……玄のこと変だなんて思わないであげて。灼さんがびっくりするのも無理ないけど」
灼「憧……」
34: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:22:09.94 ID:MJO3ZfqGo
穏乃のほうは、なるほどすごいや! おもちで手を温めるとあったかいや! とか思っていたに違いない。
受容までの過程こそ違えど、二人は松実家の特異な文化を認め、玄と親しんできた。
35: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:23:06.72 ID:MJO3ZfqGo
灼「ごめんね、憧。心配かけちゃって」
憧「ううん、いいのよ。私らみたいのが玄のあの行動にびっくりするのも、無理ないもの」
36: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:24:21.55 ID:MJO3ZfqGo
灼「え、あの憧、今なんて……?」
憧「え? だから、手が冷えたら、私たちみたいなおもちの小さい家系の子は、お尻であっためるわよねって」
37: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:25:03.09 ID:MJO3ZfqGo
……。
…………。
38: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:25:44.13 ID:MJO3ZfqGo
私には憧の話が、家族間セクハラの思い出話にしか聞こえていなかった。
しかし穏乃には共感できる話らしく、うんうん頷いて憧に相槌を打っている。
39: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:26:28.17 ID:MJO3ZfqGo
だが、私がドン引いている当の相手、憧から言われた言葉……『変だなんて思わないであげて』という言葉が思い出され、強い拒否感を示すに示せない。
はっきり言って、正直なところ、私は玄も憧も穏乃も、変態さんだと思っている。
40: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:27:25.43 ID:MJO3ZfqGo
幼い冬の日を思い出す。
お手伝いで皿洗いをやって、終わったあとでお婆ちゃんに手を温めてもらった、あの日のことを。
41: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:28:00.77 ID:MJO3ZfqGo
憧と穏乃は、幼い頃如何にして姉や母親の尻を揉みしだいたかを、うふふあははと語り合っている。
到底理解できない。何を言っているのか全くわからない。
42: ◆CVF0ZO0wUo[saga]
2015/01/28(水) 20:28:33.63 ID:MJO3ZfqGo
穏乃「え、大丈夫ですか?」
憧「灼さん……」
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