過去ログ - 麗奈「これでもくらえぇー!!」あやめ「ンアーッ!」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/01/29(木) 00:38:38.35 ID:qLUnIgu00
特にちひろは知っているのだ、ニンジャになにを出来るかを。なぜなら、ここには二人のニンジャがいるのだから。
……二人? あやめは確かにニンジャである、ではもう一人はどこに……? ……おお、まさか!?
「ではアヤメ=サン……行きましょう」「ハイヨロコンデー」
以下略
14
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/29(木) 00:40:01.89 ID:qLUnIgu00
一方、道場であやめの到着を待つ麗奈達三人は、今回の作戦内容の最終確認を行っていた。
作戦の第一段階であるあやめの呼び出しは、光の機転で成功したが、ここからはさらに慎重な行動が
必要となる。「ともかく、アタシが準備したこのレイナサマのスペシャルバズーカ再び改善を命中させることが、
今回のいたずらの絶対条件よ」
以下略
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:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/29(木) 00:40:55.97 ID:qLUnIgu00
視線を交わしあって別れた三人は、それぞれ打ち合わせ通りのポジションに付く。光はあやめに練習姿を
見てもらうために道場の中央に位置取り、紗南はそこから離れて壁側に、麗奈は道場内の掃除道具が
収められたロッカーの中にバズーカを持って隠れる。
以下略
16
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/29(木) 00:42:31.36 ID:qLUnIgu00
「あ、ええと、これはニンポです……よね?」「そうだよニンポだよ! かっこいい! ゲームでも
迫力あってアタシ好きなんだ!」あまりの勢いにもはや演技ではなく素の感想が出始めている紗南で
あったが、それが返ってあやめを追い詰めていく。
以下略
17
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/29(木) 00:43:50.14 ID:qLUnIgu00
「……まさかそれで火を吹いて勢い強めるのを火遁なんて言わないよね?」(ギクッ)「しかもそれだと
どっちかっていうと風遁とかになるから絶対違うよね?」(ンアーッ!)
やろうとしていたことを紗南に見破られた上、その間違いを指摘されたあやめのニューロンには再び
強いダメージ! それはついに彼女の身体の動きを止めてしまう!
以下略
18
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/29(木) 00:44:53.99 ID:qLUnIgu00
「ちょ、ちょっと麗奈! いくらなんでもこれまずいって!」「そうだよ、あたし達ここまで威力強いなんて
聞いてなかったんだけど!」狼狽える二人に対し、しかし麗奈は平然としている。「あのね、今まで
信じられない避け方や耐え方してきたあやめにはこれくらいしないとバズーカの弾なんて当たらないし
当たった所で驚くはずないじゃない。だから最高の物を用意したのよ!」
以下略
19
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/29(木) 00:46:25.58 ID:qLUnIgu00
KRAAAAASH! 「アバーッ!」 道場の壁を破壊して、なにかが吹き飛んでくる! 「伏せて!」
光の咄嗟の機転で三人ともなんとか床に伏せ、その飛来してくるものを避ける。そして彼女たちは
飛んできたものがなにかを見る! 人だ! ヤクザスーツを身に纏った人間だ!
以下略
20
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/29(木) 00:47:57.89 ID:qLUnIgu00
「ザッケンナコラー!」「スッゾコラー!」そこへ新たなヤクザスーツの男達が、恐ろしいヤクザスラング
を叫びながら道場の入り口より侵入してくる! どうやら道場内に吹き飛ばされてきた仲間を救援に
来たらしく、床に伏せている麗奈達には目もくれずに、壁際に立つあやめのみを威圧している。
以下略
21
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/29(木) 00:50:39.02 ID:qLUnIgu00
「巻き込まないように注意していましたが、皆さんを危険な目に合わせてしまい……なんと謝れば」
「ま、待ちなさい! そもそもあんた誰よ! アタシ達の知り合いにあんたみたいなコワイ顔してる
奴なんて……」そこで三人の脳裏に一人の人物の顔がよぎる。それは彼女たちにとって最も頼もしい人物であり、
そしてもしも暴れる時はこんなにも恐ろしいアトモスフィアを放つだろうと納得できる人物であった。
以下略
22
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/29(木) 00:52:47.37 ID:qLUnIgu00
893プロダクション撃退から二日後。武内Pは首筋に手を当てながら、ちひろから渡された資料に目を通していた。
「今回の件、お咎めはないと」「はい。お二人が893プロダクションに致命的な損害を与えてくださったため、
今後彼らとの交渉がとても素晴らしい物になることが確定しましたので、そのご褒美といった所でしょうか」
笑顔でENERGYと銘打たれたドリンクを渡してくるちひろ。それを力なく受け取りながらあやめはつぶやく。
以下略
23
:
名無しNIPPER
[saga]
2015/01/29(木) 00:54:05.52 ID:qLUnIgu00
記憶操作の点だけは素直に納得出来ずとも、麗奈達が無事であることに武内Pもあやめも安堵する。
ただ二人共、もし三人になにかあったらプロダクションをやめて一生償う覚悟すら決めていたためか、
その表情は嬉しさと共に自分勝手な喜びに打ち震えないように反省している険しさも見て取れる。
以下略
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