過去ログ - キタキタオヤジ「北北中学出身、アドバーグ・エルドル」キリッ  キョン「!?」
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141:名無しNIPPER[sage]
2015/02/02(月) 23:08:01.32 ID:44dTwVU+o
ここでゴチンコwwwwww


142:名無しNIPPER[saga]
2015/02/02(月) 23:09:54.62 ID:K2dvtMGW0
だが、そう声を発した時には、時すでに遅し。ハルヒはドアを開けていた。

中にいたのは中年のいかにも悪人面したひげのおっさん――ではなく、さわやかなスポーツ少年のような雰囲気を持つ細身の男だった。適当なポーズをとらせてスーパーのチラシにモデルとして採用したらコアなファンがつきそうなルックスのやつだ。

そいつは如才のない柔和な笑みを浮かべながら、妖しげな石像の前でパンを尻にはさみ右手の指を鼻の穴に入れ左手でボクシングをしながら「いのちをだいじに」と叫んでいた。
以下略



143:名無しNIPPER[saga]
2015/02/02(月) 23:17:37.84 ID:K2dvtMGW0
「だから言っただろう! お前は何でもかんでも猪突猛進し過ぎなんだ! これ以上変なのとかかわり合いになるのは嫌だぞ、俺は!」

「あ、あたしのせいにするって言うの! あんたが早く言い出さないからいけないんでしょうが!」

ドアを閉めた直後に不毛な言い争い。何であんな変態野郎のことでハルヒと言い合いにならなきゃいけないんだと、俺は不意に冷静さを取り戻してその場から即立ち去ろうと一歩を踏み出した時にはドアが開いてさっきの変態野郎が姿を現していた。しまった、逃げ遅れた!


144:名無しNIPPER[saga]
2015/02/02(月) 23:42:15.42 ID:K2dvtMGW0
「これはこれは。驚かせてしまったようで申し訳ありません」

そいつは穏やかな微笑を浮かべながら、しかし一ミクロンも悪いと思っている様子などなく、

「絶対にしてはいけないとそこに書いてありましたので、つい」
以下略



145:名無しNIPPER[sage]
2015/02/02(月) 23:44:42.32 ID:C4CIgkY+O
わろたwwwww


146:名無しNIPPER[saga]
2015/02/02(月) 23:52:27.46 ID:K2dvtMGW0
「僕は古泉一樹と申します。お二方とも宜しくお願いします」

そいつは入社したてのサラリーマンのような挨拶を告げ、

「それにしても、どこかに良いクラブはないでしょうかね。なかなかこれといったものが見つからなくて」
以下略



147:名無しNIPPER[sage]
2015/02/02(月) 23:52:49.71 ID:AFWd/7hNo
ここはわんわんののろい


148:名無しNIPPER[saga]
2015/02/03(火) 00:04:24.88 ID:AC7pnyyG0
良くはない、と自己反問した俺は、相手がハルヒだということもあって出来る限りオブラートにチンコとケツという単語を使わずにそのことを説明したのだが、言い方が穏やかすぎたのかもしれない、完全にどこ吹く風だった。

「確かにちょっとアレだけど、謎の転校生だし、この際文句は言わないよ。さっき古泉君がやってたことだって軽く魔が差しただけでしょうしね。何より、謎を自分で確かめようとする姿勢が実にいいわ。それに転校生だし」

何を評価したんだろう、一体。ハルヒは転校生を世界を救う勇者か何かだと勘違いしてやしないだろうな。そいつが妙な箱に手を突っ込んでも、出てくるのはきっとジャンケンぐらいなもので、剣がビローンと飛び出てくるなんてことは絶対に有り得ないと思うんだが。


149:名無しNIPPER[saga]
2015/02/03(火) 00:13:42.28 ID:AC7pnyyG0
「ああ、そうだ。忘れてたわ」

と、ハルヒ。

「あたしは涼宮ハルヒ。こっちはキョン」
以下略



150:名無しNIPPER[saga]
2015/02/03(火) 00:39:39.92 ID:AC7pnyyG0
「古泉とか言ったか?」

声をかけると「何でしょう?」という剣呑な返事。どうにもまだハルヒの危険性というものを理解していないようなので、俺は親切心から忠告しておいた。

「言っておくが、あいつが勧めているクラブは、まだ出来てもいないし、何を目的とするクラブなのかも謎なんだぞ。悪いことは言わないから巻き込まれない内に逃げた方がいい」
以下略



151:名無しNIPPER[saga]
2015/02/03(火) 00:46:21.01 ID:AC7pnyyG0
かくして、俺が「たたかう」か「逃げる」かのどちらかを選択しようと考えていたら、急にドアが蹴飛ばされたように開いた。

「へい、お待ち! ちょっと捕まえるのに手間取っちゃってね!」

片手を頭の上でかざしてハルヒが登場した。後ろに回されたもう一方の手が別の人間の腕をつかんでいて、どう見ても無理矢理連れてこられたと思しきその人物共々、ハルヒはズカズカ部屋に入ってなぜかドアに錠を施した。
以下略



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