過去ログ - キタキタオヤジ「北北中学出身、アドバーグ・エルドル」キリッ  キョン「!?」
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428:名無しNIPPER[saga]
2015/02/13(金) 22:18:14.69 ID:5EFHTmM80
半分無意識の状態で立ち上がった俺は、カーテンを開けて窓の外をうかがい、ぽつぽつと光る幾ばくかの星や道を照らす街灯、ちらちらと点いている住宅の明かりを確認してから、部屋の中央をバターになってしまった虎のようにグルグル円を描いて歩き回った。

夢か? 夢なのか?

見知ったクラスメイトの女と悲劇だか喜劇だか解らないカオスなラブサスペンスを演じた挙げ句、無理矢理キスまでしてしまうという、フロイト先生に話したら失笑して精神科医を紹介されそうな、そんな意味不明な夢を見ていたのか。
以下略



429:名無しNIPPER[sage]
2015/02/13(金) 22:25:39.20 ID:K8IvYyXXO
ハルヒの愛が


アヒルマンを生んだ!


430:名無しNIPPER[saga]
2015/02/13(金) 22:28:57.81 ID:5EFHTmM80
そんなわけで俺は今、這うようにして不元気に一年五組の教室へとやって来ていた。

開けっ放しの戸口からは今日も半裸のオヤジとメケメケの姿が見える。改めて思うが、何だろうね、あのオヤジ。制服の代わりに腰ミノつけて奇怪な踊りをする中年姿の高校生っていくら何でも無理があるだろ。いつものようにハゲ頭が太陽の光を乱反射して眩しいしさ。

中に入ると、教室の端、オヤジからの避難場所である定位置にハルヒがいた。だが今日は不思議なことにもいつもの髪飾りをしていないし、夢と同じでショートヘアに変わっている。ついでに言えば、何だか眉が太くなっているような気もした。
以下略



431:名無しNIPPER[saga]
2015/02/13(金) 22:46:49.10 ID:5EFHTmM80
「眠たそうだな」

近寄ってハルヒに声をかけると、何か不機嫌なことでもあったのか、すぐに目を逸らされた。一応尋ねてみる。

「髪切ったんだな……。それに今日はいつもの髪飾りをしてないし。イメチェンか?」
以下略



432:名無しNIPPER[saga]
2015/02/13(金) 22:58:03.00 ID:5EFHTmM80
その後のことを少しだけ語ろう。

ハルヒはその昼には似合ってないと自覚したのか、あっさり眉のメイクを落としてしまった。やはり眉毛が太くてそれが似合う天使は朝倉しかいない。あいつは特別というより別格な気がする。


以下略



433:名無しNIPPER[saga]
2015/02/13(金) 23:18:53.81 ID:5EFHTmM80
古泉とは、休み時間、トイレに行った帰りに廊下で出会った。

「あの剣、役に立ったでしょう?」

あの件と言われても、何の話だかさっぱり(ハァー、さっぱりさっぱりー)だ。大体、こいつとは一分一秒たりとも関わりたくない。俺はこいつのことが嫌いだしな。完全にシカトしておいた。
以下略



434:名無しNIPPER[saga]
2015/02/13(金) 23:42:21.04 ID:5EFHTmM80
放課後の部室にはいつも通り長門がマウス片手にパソコンをカチカチいじっていて、朝比奈さんはなぜか知らんが涙ぐんでいたな。

「よかった、また会えて……」

ハンカチ片手に涙をふきふき、まるで卒業式の様相で、
以下略



435:名無しNIPPER[sage]
2015/02/13(金) 23:48:56.19 ID:cdoaVdySO
むぅー


436:名無しNIPPER[saga]
2015/02/14(土) 00:07:14.71 ID:BaqucDQN0
「そういえば、朝比奈さん。この間、朝比奈さんのお姉さんに会いましたよ」

話題を変えるためにそう告げる。朝比奈さんはきょとんとした顔を見せ、頬につたっている涙だか目薬だかを丁寧にハンカチで拭き取った後で、

「わたしに姉なんていませんけど……」
以下略



437:名無しNIPPER[saga]
2015/02/14(土) 00:23:23.02 ID:BaqucDQN0
さて話は変わって、長らく棚上げしていたチンコの修行場のプレートについてだが、このたび俺はようやくホームセンターまで行き新品を購入、新しい物と交換しておいた。

『ヒッポロ系ニャポーン団』

未だに俺のレベルでは何をする団体なのか謎なのだが、ハルヒは御満悦の様子だった。
以下略



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