過去ログ - 八幡「気の向くまま過ごしてた二人だから」雪乃「そうね」
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42: ◆.6GznXWe75C2[saga]
2015/01/31(土) 20:19:28.72 ID:BhSZj49po
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雪乃「……どうして、こんなことに」

してしまったことを後悔をしたって仕方がない。それでもあの時に耐えていればと思ってしまう。

……いや、それも無駄なのかもしれない。あの時に耐えていたとしても、きっといつかああなっていただろう。

私が耐えられなかったのは、へんな男たちに付きまとわれることではない。そんなのは今までずっとあったことだから。

ただ、八幡くんのことを悪く言われるのが、ひどく許せなかった。

何も知らないくせに、ただ見た目から、外見から、雰囲気から判断して、決して本質を見据えようとせずに、さも自分の方が上であるかのように貶す。

それがどうしようもなく腹立たしく、許せなかった。

ならば彼と付き合う以上、こうなるのは必然だったのだろうか。もっと他にこうならない現在をむかえる方法があったのではないだろうか。

雪乃「でも……」

もしも自身の存在が今の私を追い込むものであると知ったなら、彼はきっと私から離れるという選択肢を選んだはずだ。

だから、彼の前ではそんな弱いところを見せてはならなかった。強い『雪ノ下雪乃』でないとならなかった。


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