2:名無しNIPPER[sage]
2015/02/01(日) 22:02:20.78 ID:1U2pP4PzO
〜
櫻子「おっそいなー、向日葵のやつ……」
3:名無しNIPPER[sage]
2015/02/01(日) 22:03:11.64 ID:1U2pP4PzO
ほのぼのとした、お昼の公園。目の前では幼稚園生くらいの女の子たちが遊んでいる。
この公園は昔からよく来る。特に小さいころは、毎日のように来て遊んでいたものだ。
4:名無しNIPPER[sage]
2015/02/01(日) 22:03:54.10 ID:1U2pP4PzO
「せんせいやく、やるひとー!」
「やだー」
「あたしも……」
5:名無しNIPPER[sage]
2015/02/01(日) 22:04:37.87 ID:1U2pP4PzO
櫻子(うう、こんなとこ向日葵に見つかったら笑われちゃうかな……///)
櫻子「な、何かな? 学校の先生をやればいいの?」
6:名無しNIPPER[sage]
2015/02/01(日) 22:05:33.08 ID:1U2pP4PzO
櫻子「ところで、みんなは何歳なの?」
「「ろくさいー!」」
櫻子「そっか、じゃあ来年小学生になるんだね……それで授業ごっこしてるわけか」
7:名無しNIPPER[sage]
2015/02/01(日) 22:07:12.04 ID:1U2pP4PzO
「…………」ぴたっ
櫻子(ん……?)ちらっ
8:名無しNIPPER[sage]
2015/02/01(日) 22:08:02.38 ID:1U2pP4PzO
櫻子「じゃあ来年は、この子たちとは離ればなれに……?」
ゆうか「いやだよぉ……わたしもみんなといっしょがいいよぉ……!」ぽろぽろ
「ゆうかちゃん……」
9:名無しNIPPER[sage]
2015/02/01(日) 22:08:46.02 ID:1U2pP4PzO
唐突に後ろから声がかかった。
振り返って見ると、この子たちとそう大差ないくらいの別の女の子が、髪に隠れた目をこちらに向けて立っていた。
10:名無しNIPPER[sage]
2015/02/01(日) 22:09:53.82 ID:1U2pP4PzO
『どうせ、一旦離れてしまえばもうお互いの関係は戻らないのよ……? そして時間がたてば、その存在すらも記憶から消えて、忘れ去られてしまうに違いない……』
『ああ、こんな想いをするくらいなら、最初から出会わなければよかったのにね……ふふふ』
11:名無しNIPPER[sage]
2015/02/01(日) 22:10:50.71 ID:1U2pP4PzO
櫻子「確かに時間がたてば、思い出は薄れていっちゃうかもしれないけど……どんなに距離が離れてたって、繋がることはできる!
手紙でもなんでも送ればいい、お互いを忘れないようにすることはできるはず!」
『ふん……いくらあなたがそうやって頑張っても、もし相手があなたのことを大切に思っていなかったら、なんの意味もないわよ』
12:名無しNIPPER[sage]
2015/02/01(日) 22:11:46.26 ID:1U2pP4PzO
『いでよ……! ウィザー!!』しゅっ
砂場を取り囲んでいたオーラは、その中で急激に、大きな砂の像を作り上げた。
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